前回の続きです
上司を傷つけたことに
気付けたけど
謝るタイミングも
術も見つからない
やってしまったな…
そんな気持ちを抱えながら
仕事に就いてたら
挽回できるタイミングが
やってきました
仕事仲間の後輩さんから
この商品、うちの店にありますかね？
そんな質問がきました
正直、ありそうだけど
ギリギリないかも？
うーん、わからない、。
誰か先輩に、、
困ったらインフォメーションに
聞かなきゃね
そんな気持ちで辺りを探すと
いたんです
目の前に上司が、、
上司がいました！
今日はずっと避けられてたけど、、、
後輩さんもいるし
また避けられることはないだろう、、
そう信じて声を掛けました
すみません、今大丈夫ですか？
お客様から質問です
こんな商品ないかって聞かれてます
上司は
私から話し掛けられたことに
とても驚ろいていました
昨日のことで
自分をイヤになってたり
怒ってるんじゃないの？
そう顔に書いてます
怒ってないですよ
むしろゴメンナサイ
私の最大限の
つくり笑い
どうやら怒ってないこと
イヤに思ってないことが
このぎこちのない
つくり笑いで
伝わったようでした
我に返った上司は
質問を再度確認してくれ
店内を駆け巡ります
瞬時に対応できる商品を
サッと出すあたり
やっぱりスゴイなぁと
尊敬の気持ちでいっぱいです
接客の対応後には
上司はとても
安心したようで
普段通りに話を振ってくれ
険悪だった空気感を払拭するように
笑顔で立ち去っていきました
とても心配していた
勘違いによる問題が早々に解決でき
私も一安心です
ただ今回のことで
上司には恋愛面での深い傷があり
それによる繊細な一面がある
ことを知り
無意識下とはいえ
上司を傷つけ
古傷を炙り出してしまった
そんな自分に少なからず
ショックを感じていました
無意識にまたいつか
上司を傷つけるかもしれない
そう自分に不安を感じ
明日から
仕事以外のことでは
上司と距離をとろう
この時、静かに
心の中で決意しました