4月24日 午後7:00~ 札幌文化芸術劇場 ヒタル
ブラームス:「ピアノ協奏曲 第1番」*
ソリストアンコール
アール・ワイルド:
「プーランクへのオマージュ」(J・S・バッハ:パルティータ第1番サラバンド)*
・・・・・・休憩・・・・・・
藤倉大:「Entwine」
ベートーヴェン:「交響曲 第7番」
指揮:エリアス・グランディ
ピアノ:清水和音*
コンサートマスター:田島高宏
ブラームスは、響きすぎなのかピアノの出だしは不明瞭に聴こえました。ヒタルのこもりがちの音響のせいか、私の席のせいかなと思いつつ聴いていると、曲が進むにつれてくっきりと陰影のあるブラームスが立ち上がってきました。50分に及ぶ大曲を表情豊かに弾き切った清水さん、まさかのアンコールも披露してくださいました。
藤倉大さんの曲は、ロックダウンのさなかケルンWDR交響楽団からの依頼で作曲された作品です。人と人との距離、関りを音楽で表現したと受け止めました。
最後のベートーヴェンは、グランディの意図がオーケストラ全体に行き渡り(私の好きな)疾走感あふれる「7番」になりました。
藤倉大「Entwine」
2021年6月12日、無観客で開かれた初演の様子
指揮:クリスティアン・マセラール ケルンWDR交響楽団
バッハだけど、どなたかの編曲?と自信が無かったソリストアンコールは
「プーランクへのオマージュ」と題されたこの曲でした