北海道の(百人一首)かるた遊びは、朴(ほう)の木に変体仮名で書かれた下の句の札を取るのですが、なんと、読むのも下の句。

下の句読みの下の句取り、取り札が板という違いがあるだけで、基本ルールは同じで自陣の札が早く無くなった方が勝ちです。変体仮名の文字の形で覚えました。

読み上げられた通りの札を取るので易しいと思うでしょ。でもそこは競技かるた、妨害したり、床を叩いたり、かなり熾烈な戦いになります。しかも紙ではなく板なので、飛んできた札に当たると痛い。

今では、上の句を読んで下の句を取る普通の百人一首も普及して、下の句かるたは劣勢ですが、北海道遺産として保存に努めるところもあります。

この下の句かるたの伝統は、会津藩の入植者から広まったとされ、お正月の楽しみでした。私が子どものころは、たいていの家に紙の読み札と板の取り札のセットがありました。板なのにボロボロになった取り札からは、そこの家の激しい戦いの歴史が感じられたものです。

 

今の子はお行儀が良い

 

 

 

百人一首やったことある?

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