今日と明日は第660回札響定期です。
プログラムは今年生誕150年を迎えるアイヴズ「交響曲第2番」と、チャイコフスキー「交響曲第4番」です。
アイヴズは作曲を学んだのですが、会社員として働いていたそうです。
作曲から50年後に初演されたという「交響曲第2番」にはアメリカの音楽がいっぱいに詰め込まれています。
第1楽章 フォースター「主人は冷たい土の中に」
私には ♬ふ~け、そよそよふ~け、はるかぜよ という歌詞でお馴染みの曲
後半の ♬ふ~けよ、ふ~け、やよふ~けよ の部分が隠されているというの
ですが・・・・これはしかとは判別できませんでした。むしろ、調性を変えた
冒頭を感じたりしました。第4楽章にも使われています。
第2楽章と第3楽章に隠された4曲は、ちょっとよくわかりませんでした。
第5楽章 「草競馬」「藁の中の七面鳥」「久しい昔=Long Long Ago」(♬ド~
ドレ、ミ~ミファ、ソ~ラソミの部分)この3曲はすぐわかりました。
さて、このようにいろいろな仕掛けがされ、盛り上がって終わるとはいえ、正直云って退屈しました。プログラム後半を聴くと作曲家としての差は歴然、(好みではないのですが)チャイコフスキーの素晴らしさをあらためて認識しました。
川瀬賢太郎さんのきびきびした指揮ぶりに好感が持てました。