イエスの誕生日は盛り上がるのに、お釈迦様の誕生日(4月8日)は誰も言及しない。

釈迦像に甘茶をかける花まつり(灌仏会)は、もっと盛んになっても良いのに。

甘茶をかけるのは、お釈迦様誕生の折り9頭の竜が甘い水を吐き、それを産湯に使ったことに由来するのだそうです。江戸時代に入る前は五色水(五つの香りの水)が使われ、江戸時代以降に甘茶に変わったとのことです。

悟りを開いた12月8日は成道会(じょうどうえ)、亡くなった2月15日は涅槃会です。

 

住所は京都ですが、奈良のほうが近いので奈良を訪れるたびに出かけていたのが

浄瑠璃寺~当尾の野仏(石仏)群~岩船寺にいたる約2㎞の散策コースです(逆にまわることも)。

ところどころに差し掛けの無人販売所があって、季節の野菜や果物などが置かれています。イチジクや柿をほおばりながら行く野道は、野趣があって好いものです。

浄瑠璃寺も岩船寺も阿弥陀如来が本尊です。

 

浄瑠璃寺は山門を入って左に回るのがお薦めです。美しい浄土式庭園をめぐると本尊の薬師如来を安置する国宝の三重塔、向かいには池を挟んで九体の阿弥陀如来(国宝)が安置されている九体阿弥陀堂(国宝)が静かに建っています。

開扉時(東大寺のお水取りのころが開扉の時期)には、ずらりと居並ぶ阿弥陀様を池の向こうに(水に映る姿もあわせて)拝観できます。

1000年の昔、平安人が夢に描いた浄土とはこういうものだったのか、と実感できます。九体を並べる様式は道長のころに始まったそうです(法成寺無量寿院から)。

こちらでは四天王像も国宝です。

 

素朴な野の石仏の数々を拝観しながら進むと岩船寺の山門につきます(山門手前に石風呂)。山門を入り左に進むと五輪塔、不動明王(石室の奥壁に浅彫り)、十三重の石塔があります。阿字池の向こうにあるのが朱色も鮮やかな三重塔、少し登って歓喜堂までいくと三重塔を見下ろすことができます。本堂には大きな阿弥陀如来(本尊・

重文)が安置され、四天王・十二神将が周りを固めています。こちらの阿弥陀様は946年造像の墨書が見つかっています。

 

ニュース映像 トップの十一面千手観音は寿宝寺の仏様

 

 

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