しばらく映画を見ていなかったので思いついて映画館へ。

「オッペンハイマー」は、私たちの年代にはよく知られた事柄ばかりで予想できる展開です。そこで、評価の分かれているこちらの映画を見ました。

カチンコ「ブルックリンでオペラを」 アメリカ映画 2024年

 

妻・精神科医:アン・ハサウェイ

息子:エヴァン・エリソン

夫・作曲家:ピーター・ディンクレィジ

船長:マリサ・トメイ

妻・家政婦:ヨアンナ・クーリング

夫:ブライアン・ダーシー・ジェィムズ

娘:ハーロゥ・ジェィン

 

出演者の中で私が名前を知っている俳優はアン・ハサウェイくらいです。

もはやアメリカではあたりまえになっているのか、設定がありきたりなステレオタイプです。問題提起するほどではなく(笑える場面もありましたが)カリカチュアとして笑えるほどでもない。

連れ子あり再婚夫婦、移民、人種、職業格差、世代間の葛藤、外見・・・製作者が盛り込みたかった問題意識がわかるだけに、単なるステレオタイプに終わっているのはもったいないし残念です。結末が予想通りっていうのもねえ。

主人公は一人ではなく、2組の再婚家庭と彼らに関わることになる女性船長でしょう。

ステレオタイプだろうが、そう来るか!という思いになったり、なるほどと説得力ある展開ならば、文句は言いません。

精神科医はご本人が一番問題ではないかという(極端すぎる)人物設定で、作曲家に至っては困ったことが起きないと作品ができないなんて、結局、才能の枯渇じゃないの?としか思えないし、出来上がった作品も・・・・・無言。

絵にかいたような知的エリート家族に配するのは、男尊女卑の夫と再婚した英語が不自由な妻(グリーンカード取得するための結婚だった?)と娘の裕福ではない家族。そして両方の家庭の子どもたちが、これまたオハナシによくある設定の、出来の良い子たちで恋人同士。

・・・・というわけで、しっかりした原作があるとは思えませんでした。

映画館はガラガラ、5人くらいしかいませんでした。だよね!