ヘンな夢を見ながら8時半まで寝坊しました(5時頃目が覚めて、二度寝したのょ)。
お菓子屋さんでお菓子を選んでいたら、“召し上がれ”の意味のアラビア語がきこ
えてきて、咄嗟に”シュクラン”と返事したら、“どこで覚えたの?”と訊かれた。
“カイロに3年住んでいた”と答えたのですが、住むの過去形がわからず現在形で
したが、意味は通じたらしい(#^.^#)
カイロは3年も住んでいて一応学校にも通いましたが、アラビア語はサッパリ。イスラエルには半分の1年半しか住んでいなかったのに、ヘブライ語のほうが定着率が高い。それもこれも覚えた年齢と教えるメソッド、言語の特殊性のせいです。
イスラエルにいたのは20代初め、世界中からやってきたユダヤ人に教えるのにブリティッシュ・カウンシルとおなじダイレクト・メソッドを採り、読み書きと会話を同時に習得し、どんな母語の人も効率よく学習できるようになっていました。
アラビア語のエジプト方言は、イラクやヨルダンの(ハシーム家を継ぐ)正統派アラビア語と違い、まず【アラビア語表記ができない】ため、中国語のピンインのようにアルファベット表記で書くこと、おまけに、語彙も違ったりします。
というわけで、せっかく学校へ行っても外国人たちと英語でお喋りすることになり、英語には磨きがかかったけれど(←真っ赤なウソ)、エジプト(カイロ)方言*はついに買い物用**しか覚えられませんでした。
ラッキーだったのは、ヘブライ語とカイロ方言の語彙がとても似通っていたこと。単語ばかりを教えて、言い回しなどの使える表現に乏しい教授法にガッカリして3か月ほどでやめました。
ところで、アラビア語圏のTVドラマは圧倒的にエジプト製、なので、かならずそれぞれの国にあわせた(モロッコ=ダリジャとかサウジ=ヒジャーズなど)アラビア語の字幕が付きます。駐在が長くなって、ドラマ視聴でちゃんとしたアラビア語を習得したツワモノもいました。(都知事のアラビア語はバッタモン)
*エジプトでも、例えばアレキサンドリアとカイロでは方言が違います。
**有名な、宝飾品が豊富な市場ハン・ハリーリや、日常の買い物で値切るの
に数字は必須。まっさきに覚えたので、夢の中で“3年”はすぐ浮かびました。
“住む”は観光客並みに吹っ掛けられたときに、“私ここに住んでいるのよ
だから、そんな値段には応じられないわ”と、釘をさすときのフレーズで
覚えたもの