『くらべて、けみして 校閲部の九重さん!』こいしゆうか 新潮社2023年初版
今日買ってきたうちの一冊です。帰りの電車で読み始めて、読み終わりました。
在庫を確認したもののすんなり買えなかったのは、検索どおりにコミックエッセイの棚に無くて、結局一般書の棚に鎮座していたから。
さて、タイトルにしたのはコミックに登場するある辞典の略称です。
正式名称は我が家でもお世話になっている『日本国語大辞典』(小学館)。
校閲のときに調べても確証が得られないときに最終的に頼りにされる辞典・辞書のひとつとして挙げられていました。用例・初出も書かれているので、ほんと、頼りになるんです。
たった一つの言葉・文字をめぐる、これぞプロという仕事ぶりはさすが。
新潮社の校閲部が協力していて、実際の作品からうかがえる作者の言葉遣いのクセにも興味津々でした。普段は話題になることもほとんどない裏方仕事ですが、地味ながらその魅力に触れることができました。
最後のページの校閲クイズ、私はひとつだけ見落としました。