キャロット・ラぺ、フランス語なのにどうしてキャロットなの?と調べていて

そういえば、イタリア語もcarotaだったっけひらめき電球と気付きました。

え?ヨーロッパにとって外来種ってこと?原産地はどこ?

 

百科事典ではセリ科の二年草、原産地は西アジアや地中海地方・・・・・云々とありました。

ウィキでは、アフガニスタン原産とあり、仲間のパースニップにも言及していたので、ついでにパースニップを検索したら、ドリトル先生の登場”動物”:食いしん坊ガブガブくんの好物オランダボウフウに至りました。

 

英文学者の南條竹則さんは、「ドリトル先生の英国」の中で原書のパースニップを(翻訳の井伏鱒二が)アメリカボウフウではなくオランダボウフウとしたことへの考察をしています。

(井伏訳が出る前に、既にパースニップをオランダボウフウ/アメリカボウフウと記した辞書があるということで、南條さんの考察は違っていたことになりますがーby wikiー)

そういえば、南條竹則さんて「英語のたくらみ、フランス語のたわむれ」(斎藤兆史&野崎歓 東京大学出版会 2004年)で、ラテン語がずば抜けていた学生として名前が挙がっていなかったっけ?

・・・・・・・・・・あ、やっぱり!ラテン語ばかりか後に英語を専門とするようになり、ついには中国語までものにした語学の達人の1人として触れられていました。

 

「ドリトル先生の英国」(文春新書 2000年)は、ドリトル先生を通して、(19世紀イギリスという制約の下の)物語になったエピソードを材料に、当時の英国について書かれた一般向けの本です。

ドリトル先生は、後に問題になったように人種観や女性観、キリスト教観など、今の価値観では受け入れにくいものも含まれていますが、多くの子どもたちが楽しんだ物語です(上記の理由ー差別などーから、絶版にしている国も多いそうです)。

 

*何巻もあるのに、寝る前の読み聞かせ本に選んだことを後悔した

粗忽者のワタクシ。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

おまけに、幼児だった息子にたびたび”それ、どういう意味?”と突っ込まれて・・・・(反省)

∴教訓:長編ものは読み聞かせに選ばないこと(爆)

ex.ナルニア国物語、大草原の小さな家シリーズ、ツバメ号とアマゾン号シリーズ

(短編のエピソードで成り立っているパディントン・シリーズなどは読み聞かせ向き)