ミナです。

お読みくださりありがとうございます花

 

 

 

おすましペガサス初めての方

内容がわかりにくいかもしれないので、

はじめのお話から読んでいただけると嬉しいです。

 

 

 

はじめのお話

 

 

 

 

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▼いっこ前の話しはこっち▼

 

 

 

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「だいたいねー

 ミナさんが仕事なんてしてるから

 いつまでたっても子どもができないんじゃない!」

 

 

 

「今すぐ辞めるといいわ!

 そうね、それがいいわ!

 たいちに連絡しなくっちゃ♡」

 

 

 

言い終わるか終わらないか…

 

義母はすでにケータイ片手に番号を押していました。

 

 

 

そんな時、義父はいつも言葉を発することはなく

ただただ下を向いて自分に飛び火しないよう

だまって義母の言葉を聞いています。

 

 

 

 

夕食が済み帰宅。

 

 

深ーいタメ息をひとつ。。

 

 

気を取り直して家の片づけや掃除、洗濯をする。。。

 

 

 

部屋を散らかす天才(夫)がいるから

 

片づけても片づけても

 

気付けばそこら中に物が散らばっているんです。

 

 

 

洗濯ものを干していると

上機嫌の夫が帰宅。

 

 

「たっだいまー!」

 

「お前、明日会社に辞めるって言って来いよ!」

 

 

 

どうやら義母との電話で

 

私に仕事を辞めさせる

車の頭金は出してもらう

 

勝手にそんなことが決まったらしい。。

 

 

 

呆れてものも言えない。

 

 

大好きな仕事だ。

 

一緒に働く仲間もすごく良いと思ってた。

 

なんの資格もない私は、一度やめたら次に働く先を探すのも大変なの。

 

 

やめたくない。

 

やめたくない。。

 

やめたくない。。。

 

 

 

その後の夫とのやり取りは

 

これまでの経過から察してもらえると嬉しいデス。

 

 

 

 

 

 

 

翌日、婦人科受診の日。

 

 

 

診察室に入るといつも元気な先生が

とびっきりの笑顔で迎えてくれる。

 

この笑顔を見るとホッとする自分がいます。

 

 

そんな先生が改まって真剣な表情に。

 

 

「あのね、1年色々検査したり

 お薬も飲んでもらったりして経過を診てきたけど

 どうもあなたには原因があると思えないの。

 

 だけど私はその道の専門じゃないから、

 子供が欲しいあなたのことを考えると

 ここで手を放してあげるのも愛情なのかな…って。

 

 もちろんなげるわけじゃないわよ、

 私の同期にずーっと不妊治療専門でやってきてる人がいるから

 ちょっと遠くなるけどそこ、行ってみない?」

 

 

。。。

 

。。。

 

。。。

 

 

 

しばらく考えた後、私はコクっとうなずいた。

 

 

 

翌日、紹介してもらった病院へ行ってみた。

 

 

そこでも色々な検査をして医師から伝えられたのは、、

 

 

不妊の原因はおそらくご主人かと思います。

 

 まだ確定ではないので一度ご主人に検査に来ていただけますか?」

 

 

。。。

 

。。。

 

。。。

 

 

 

少し考えてから

 

 

主人と相談してみます。

 

 

そう答えました。

 

 

 

帰りの道中、頭の中をグルグルいろんな場面が巡る。

 

そのことを伝えたら夫は何と言うだろう…

 

素直に検査に行くだろうか…

 

 

 

 

そんなはずないよね、、

 

怒り狂うんじゃないだろうか…

 

 

 

なんて言って怒るか想像はできる。

 

 

 

怖いな。

 

帰りたくないな。

 

どこか行くところないかな。

 

 

 

けれど足は自宅へ向かっていました。

 

帰宅が遅れて怒られるのも怖かったんです。

 

 

 

 

 

家に着くと玄関から明かりが見えました。

 

夫はもう帰ってきてる。

 

 

恐る恐るドアを開け中に入ると、

ソファに座った夫がコチラを見て

 

「ずいぶん遅かったな。

 病院か?どうだった?」

 

 

嘘はつけない。

 

私はお医者さんに言われたことをそのまま伝えました。

どうオブラートに包んだらいいか、頭が回らなかったんです。

 

 

 

伝えると夫は立ち上がりこちらに近づいてくる。

 

 

 

来る! 怖い!!

 

 

 

私が一歩下がると夫はそこで止まり

 

 

「オレが悪いって言うのか!」

 

「その医者、頭おかしいだろ!」

 

「もっとちゃんと診てもらえよ!いや他の病院に変えろ!!」

 

「行くわけねーだろそんなもん。」

 

 

 

おおむね予想通り。かな…

 

 

 

その後夫は自室に入り

私が寝るまで出てきませんでした。

 

 

 

 

翌朝

 

何が起こったんだろう?

 

 

 

 

夫は起きてくるとニコニコしている。

 

 

「昨日は怒鳴って悪かったな。

 

 オレ、検査行ってみるよ。

 

 予約してくれる?」

 

 

 

どうしたんだろう??

 

一晩でこんなにも変わるの?

 

 

 

色んな意味で怖かったけど、

 

余計なコトは言わない。

 

 

 

「ありがとう!予約、私がするね!」

 

 

 

 

あとで知ったことだけど、

 

あの後夫は義母に相談したらしい。。

 

 

 

 

 

そしていよいよ私の退職の日が近づいていました。

 

 

最終出勤日の夜に恐れていたことが起こるなんて…

この時の私はまだ知らなかった。

 

 

 

 

>>つづく

 

 

 

 

 

 

 

>>最初の話から読む