「初めて恋をした日に読む話」(集英社、持田あきさん作)
わたしはこの漫画が好きだ。
少女漫画ではあるものの、主人公が30代の働く女性であること、そして職業が予備校講師であることが、わたしの興味を惹いた。この漫画の中身を知ったのは、わたし自身が予備校で通塾生の学習指導をしていたとき。
講師ではないものの、主人公の順子に親近感を覚えた。
自信がなくて、何者にもなっておらず、自身の仕事を天職だと思えていない。順子には悪いが(笑)、当時の自分と重ねてしまって、この作品を好きになってしまった。
しかし、そんな順子は由利匡平と出会って、どんどん変わっていく。
自分の過去に向き合い、担当生徒を志望校に合格させるために、日夜教材研究をし、寄り添い、指導していく。
最新19巻では、驚きの展開を迎えたものの、順子は決断力があって、自信も取り戻して、とってもすてきな女性になっている。
一言で言うと、カッコいいのだ。
2019年にドラマ化されたこの作品は、途中からアニメオリジナルの展開になり、匡平は無事東大に現役合格して順子と晴れて恋人になるわけだが…最新19巻でやっとやっとセンター試験が終わり(もうセンター試験じゃなくなってしまったしな…時の流れの早いことよ)、これから二次試験に向けて…というところまで来たわけだ。要はクライマックスにさしかかっているのだ。
カッコいい順子に変わったから、正直どのような結末を迎えても、ハッピーエンドだとは思うし、いい意味で期待を裏切ってくれると嬉しいな~と思ってもいるので、このままの流れで終わりを迎えてもいいのではないか…なんて思ったりもする。
(漫画を読んでいない人は何のこっちゃと思うかもしれないが、あまり書きすぎるのは…と思っている)
それにしても、19巻終わりの場面は、匡平を青いなと思うとともに順子の冷静さというのか落ち着いている感じが際立っていた。
次巻はどうなるのだろう…そろそろ二次試験となると終わりもきっと近いのだろうか。
次はきっと来春頃の発売かな。楽しみに待とう。
今回はここまで。読んでいただきありがとうございました♡