SONY DAS-702ES
いまから40年近く前のCD初期に発売されたDAコンバーターです
確かCDP-553ESDというデジタル・アウト付きのCDプレーヤーとの組み合わせで使っていて、とても気に入っていたのですが、同期がとれなくなり修理に出したのですが。。。修理不可ということで戻ってきたものです。
中古で買ったものなので保証の期限は切れてしまっていたので泣き寝入り、そのまま保存しておいたものです。
それが2年ほど前だったか?なにげに電源を入れてCDプレーヤーのデジタルアウトを繋いでみたら。。。
なんと同期がとれて音が出るではありませんか!
こんなことってあるのか、狐につままれたような思いにさせられた、不思議なDAコンバーターなのです
その時は数日だけ使ってみたのですが、同軸入力しかない不便さもあって、使わなくなりましたがラックには置いたままにしておきました。
そのDAコンバーターを再び使ってみようかと、接続してみました。
当然USB入力はないので
当時は持っていなかった中華製のTOPPING D10(約1万円)というUSB-DACに入力パソコンからのデータをUSB端子から入力。そこから同軸でのデジタル出力をDAS-702ESの同軸端子に入力するという、ちょっと面倒なものです。
さて。。。出てきた音はなかなか宜しい\(^o^)/
どっしりとした低域をベースとしたピラミッドサウンド
もちろん現用のDACに比べると音数や細やかさは劣りますが、
やや大雑把ながら骨太の力強さを持った音は捨てがたいものがあります。
そんなんで、いくつかの音源を聴いた範囲では
新しい録音よりも、古めの録音
室内楽等の小編成のものよりも大編成のオーケストラ・サウンドとの相性が良いようです。
HAP-Z1ESには容量の関係で収めていない古い録音、モノラル音源などをPCオーディオで聴くにはちょうど良さそう、出番がありそうです
例えばLPをデータ化したショルティの「魔笛」など
ただ心配なのはトラブル
今度何らかのトラブルがあったら、もう再起不能は確実
できるだけ今の状態が続くことを祈っているところです