ベートーヴェンの交響曲、あまり聴かなくなってしまいました
数年前までは大好きだった第3番「英雄」を中心にあれこれ聴いていたのですが
好みが室内楽に移ってしまって疎遠になっています。
しかし全く聴かなくなったわけではなくて、たまには聴いています。
聴くのは第6番「田園」と第7番が多くなっています。
で、第7番です。
この交響曲は中学時代からベーム/ベルリン・フィルハーモニーの演奏で親しんできました。
当時は「英雄」や「田園」の良さは分からなかったので「運命」とともにお気に入りの交響曲でした。
この交響曲は特に前半の二つの楽章が好みで、後半の二つは、ちょっと単調に思え、前半の二つの楽章だけを聴いてお終いにしてしまうことが結構あります。(^_-)-☆
今回聴いたのはイッセルシュテットがウィーン・フィルを指揮したものです
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調作品92
シュミット・イッセルシュテット指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
このコンビのベートーヴェンが発売されたた時はウィーン・フィルによる初の交響曲全集として雑誌等で取り上げられていた記憶があります
パスピエは当時ベートーヴェンの交響曲全集を買う余裕はありませんでしたから、この演奏を入手したのはCDで発売された時に順次購入いたしました
ワルターと同じで偶数番号の評価が高いイッセルシュテット盤ですがパスピエはこの7番はお気に入りです。
LPで聴いてきたベーム/ベルリン・フィルのとは違い、爽やかを感じさせで美しいベートーヴェンでこの曲のイメージとは異なるかもしれませんが、ウィーン・フィルの美しい音色によって彩られた品のある、そういいたいベートーヴェンは、今では色褪せないどころか、佳き時代の音色でこの交響曲が聴けることは貴重といえそうです。
この交響曲は弦バスが活躍しますが、そこのところの分厚くてしなやかな音色は特に秀逸。同じウィーン・フィルでもベーム盤やクライバー盤ではこのような魅力的な音を聴くことができません。
とにかく世評は高くなさそうなイッセルシュテットのベートーヴェンの7番
パスピエは大好きです\(^o^)/