ベルリン弦楽四重奏団によるベートーヴェンの弦楽四重奏曲全16曲
3枚組、シングルレイヤーによるものです。


何故こんなものを買ったかというと
この団体のベートーヴェンは、特にラズモフスキー四重奏曲がお気に入りでありながら作品16の6曲は所有していなかったこと
SACDですが、音質的な期待はなく、LPとの音質を比較したかったこと
この音質比較は、どうせたいしたことのないものだろうというへそ曲がりの考えが元になっています(^_-)-☆
価格が高かったら手は出さなかったのですが、まぁまぁの価格だったので買いました
もちろん中古です(程度はほぼ新品かな?)
で、早速聴いてみました。
といっても全16曲なんてとても無理なので一番のお気に入りである「ラズモフスキー第2番」です。
 

結論から言うと
LPの圧勝です、パスピエはLP信奉者ではありませんが、歴然とした差がありました
その差は音質ではなくて音場感です
LPはスピーカー間に各楽器が小さめに定位。程よいエコーの中の響き心地よいのですが
SACDは音像が大きめで押しつけがましくて、どうだ!という感があって鬱陶しい。
このベートーヴェンだけではなくSACD全般に言えることですが、旧録音のSACD用マスタリングは誇張が施されるのではないかと思っています。パスピエがSACDプレーヤーを買ったのは、もう10年位前になり、当時は期待して何枚か買ってみましたが、不自然な音場とイコライジングを感じさせられるものが多くて、パスピエはそれでSACDをやめました(^_-)-☆
もちろん以上のことはパスピエの試聴環境や嗜好によるものなので、それらが異る人なら全く異なる結論になることは当然と思います
事実ユーザーレビューなどを見ると音質については絶賛が殆どです
まぁパスピエはオーディオ的な音が好みではないようなので、こんな結論になったのでしょう(^^ゞ
そこで下記にラズモフスキー2番の第1楽章、その冒頭の約2分半をSACD、LPと繋げてアップしました。

ファイル化の過程が、SACDはリッピング不可なこともあり、かなり異なるので比較には無理がありますが、ご了承ください
イヤフォンではパスピエのいう音場感はわかりずらいかもしれませんが。。。

 

 

https://youtu.be/xvunUAs9g5I