前回に続きグルダのピアノによるベートーヴェン
聴いたのはピアノ協奏曲第4番ト長調作品58
前回の16番のソナタとは違ってオーソドックスな選曲です(^_-)-☆

ベートーヴェンのピアノ協奏曲というとまず頭に浮かぶのが第5番「皇帝」
この「皇帝」はクラッシック音楽を聴き始めた頃、新宿の「トガワ」という中古店で購入したクライヴァーン盤を毎日のように何度も聴いたものでした
で、次に買ったのが4番でグールド/バーンスタインのLP
これは新品を買いました。
これも良かった。ピアノソロで始まる第1楽章、そして何より弦楽合奏で始まる第2楽章に聴き惚れたものでした。
そして4番を何回か聴いていくと「皇帝」よりいいんじゃないか、そんな感じになりました。
そういう人って多いんじゃないかと思います。
これはドヴォルザークの「新世界」から聴き始めて第8番のほうに惹かれていくのと同じようなものかもしれません。

それはともかく、第4番の協奏曲を久しぶりに聴きました。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲に関しては不遜な言い方になりますがLP時代で卒業。
CDはあまり持っていないのでグルダの演奏になりました。


ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調作品58
フリードリッヒ・グルダ(ピアノ)
ホルスト・シュタイン指揮 ウィーン・フィルハーモニー


第1楽章の数分を聴いて。。。こんなに良かったっけ?
なにが良かったかというと、オーケストラです
録音が優秀なせいかウィーン・フィルがことのほか美しい音を聴かせてくれるのです。
古い記憶と再生環境が異なるので比較は無理なのですが
ベートーヴェンのピアノ協奏曲でこんな素晴らしいオーケストラを聴けたのは初めて!
我が家のオーディオは大音量は無理なので、やや絞り気味にするとウィーン・フィルの音が夢のように美しい。もうこれだけで大満足となってしまいました(^_-)-☆
もちろんグルダのピアノも素晴らしい!
曲想とマッチしているのか、軽やかでありながら充実した響き。音楽する喜びが伝わってくるようなピアノを聴いていると自然と笑顔になってくる。

疎遠だったベートーヴェンのピアノ協奏曲。。。聴いて良かった~
 

そんな久しぶり聴いたベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番
おおいに楽しむことができました\(^o^)/