ロッシーニというとオペラやそのの序曲などが頭に浮かびますが、パスピエが若い頃から愛聴してきたのがロッシーニ若書きの傑作、ヴァイオリン、チェロ、コントラバスによる弦楽の為のソナタです。
若い頃、エアチェックしたカラヤンの演奏を何度も何度も聴いていたものです。
その後はアッカルド等による演奏に心変わりしましたが、最近はまたカラヤンのものを聴いています。


CDには録音データが記載されていないのですが、検索してみると1968年、サンモリッツでの録音となっています。
まず録音が素晴らしい。曲が曲だけにレンジ等は限られていますが、各声部が明確であり、特にコントラバスが、まとまりも良くて、大袈裟にいうと眼前の演奏とう感じです。
まぁロッシーニとしては重く、音色的のもほの暗い感じもあって異論もあると思いますが、この優秀な音質による、磨き抜かれたベルリン・フィル・サウンドの前には、ただ聴き入ってしまうばかりです。1曲が10数分というのもマルです\(^o^)/