テレマンという作曲家を知ったのはこのLPでした。



バッハの管弦楽組曲第2番とカップリングされていたのがテレマンの「フルートと管弦楽の為の組曲イ短調」でした。いずれもフルートと管弦楽の為の組曲で、テレマンの方はフルートではなくてリコーダーかと思いますが、バッハは知っていましたが、テレマンも親しみ易い佳曲で一度聴いて好きになりました。
 

演奏はマクサンス・ラリューのフルート、ヘルムート.ミュラー・ブリュール指揮、ケルン室内管弦楽団です。
 

この演奏、ラリューの品の良い響きもさることながら、ケルン室内管弦楽団というのがドイツのオーケストラにもかかわらず、とても柔らかで上品な響き。フランスのオーケストラといっても疑う人はいないのではないかと思ってしまいます。
このオケの初代指揮者がヴェンツィンガー。バッハ・ゾリステンと掛け持ちするメンバーが含まれていたそうで、そういうことを考えると、この響きはラリューが引き出したのでしょうか?
 

それはともかく、他にペトリなどのCDも買いましたが、今は柔らかな響きが気に入って、この曲を聴く時のファーストチョイスになっています。
録音は1960年代後半?ステレオ効果は乏しくて左右の広がりもあまり感じられないこじんまりとしたものですが、前述したように柔らかなアナグロチックな響きが魅力的であり、この曲のフランス風な貴重な美演、気に入っています
これをデジタル化したファイルをHAP-Z1ESにコピー。


スマホをリモコン代わりにして、ブランデーをなめながら聴くテレマン


つい、寝落ちしてしまいます(^^ゞ
 

参考までに第1曲「序曲」