ヴァイオリン協奏曲というとまず頭に浮かぶのがベートーヴェンとかブラームスなのですが、そういうお堅い協奏曲は夏向きではないので、右から左に抜けていく?パガニーニやコルンゴルトなどのヴァイオリン協奏曲が特にこの時期は愉しいです。
曲としての評価は高いものではありませんが、リラックスしてヴァイオリンの華やかな技巧を愉しむには最適、エアコン効かせて、まどろみながら聴いています。(^^ゞ
パガニーニ ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調作品6
ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン)
ユージン・オーマンディ指揮
フィラデルフィア管弦楽団
パガニーニはヴァイオリン協奏曲を六つ作曲していますが、どれも大同小異
全部を聴く必要はないと思っているので聴くのは第1番か4番となります。
パガニーニのヴァイオリン協奏曲を初めて聴いたのはシェリングのソロによる第4番で、そのせいか長い間4番ばかりを聴いていたのですが、最近は専ら1番です。
蛇足ですが終楽章が「ラ・カンパネラ」で有名な第2番は他の楽章がイマイチなので
協奏曲よりもリストによるピアノ篇を聴きます(^_-)-☆
この第1番、普通に優秀な録音のアッカルドの全集があるのですが、古いモノラル録音、ヴァイオリン・ソロは問題ないのですがオケがダンゴで古さを否めない、そんなハンデがあってもフランチェスカッティ盤を聴いてしまうと。。。ひけをとる。
蠱惑的な音色、粋でお洒落なヴァイオリンには聴き惚れてしまいます。
全3楽章素晴らしいのですが、特に切れ味がよくて爽やかな終楽章が最高
パスピエにとってフランチェスカッティ盤にまさるものは。。。ないのです