いつも読ませていただいているブログでケルテスの「新世界」をとりあげていました。
ケルテスの「新世界」というとこの指揮者の代名詞のような定番中の定番
パスピエがこの「新世界」のLPを買ったのは中学時代だったかな?


もちろん中古、新宿の「トガワ」で買いました
買った当時は、演奏のことは分かりませんが、録音がびっくりするくらい良くて
特に冒頭の弦楽合奏の厚みとティンパニーの強打には圧倒されてしまい
以後、他の「新世界」を聴くことは、聴き飽きたこともあって、殆どありませんでした。

しばらくぶりに、ちょっと聴いてみたくなりました。
CDもあるのですが、中古のLPで(^_-)-☆
どんな音がするのかという好奇心からです(^^ゞ
 

聴いた感想は。。。さすがの名録音も色褪せた、そう感じました
音そのものは現役で通じると思いますが、音場が狭い
奥行きはあるのですが音が中央の集まって左右の広がりに乏しい
パスピエの好みとは遠いものがありました
(念のためCDでも聴いてみましたが同じでした)
という訳で1楽章だけを聴いただけで「新世界」はおしまい
別の曲を聴いてみました。
ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調作品60
イシュトバン・ケルテス指揮
バンベルク交響楽団

これは昭和38年に発売されたもので、その見本盤です。


正直、これはあまり聴いていなかったのですが、これは良かったです
録音は「新世界」のような切れ味の良さや弦の美しさはなくて全体に地味ですが
こちらはホールトーンも豊かで左右の広がりがもあり、こちらのほうが好み
演奏も若々しさ、覇気があって、珍しく全曲を通して聴きました
この曲を聴いたのも久しぶり
聴いて良かった、ケルテスのベートーヴェンでした
 

なお下記からダウンロードできます
手抜きで全4楽章、1ファイルです
ノイズカットのソフトも使用していません