このところ古いエアチェック音源の整理をかねてちょい聴きしています
殆どはオープンテープとDATで録ったものなのですが、カセットで録ったものも少しですが・・・あります。
カセットで録ったということは、たまたまテープが無かったか、カセットでいいや、そんな、云ってみれば期待したものでなかった放送だったのかもしれません。
カセットで録ったものは音質的に期待できないという先入観があって殆ど聴くことはなかったのですが、ちょい聴きしていたら、これはいいじゃないかとというものがでてきました。
それが
ベートーヴェン
ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
シェルロ・ミンツ(ヴァイオリン)
バツラフ・ノイマン指揮 NHK交響楽団
NHK交響楽団定期演奏会(1990年 11月21日)


 

ベートーヴェンというと「運命」や「熱情」などしか知らなかった頃、このヴァイオリン協奏曲を初めてFM放送で耳にした時、そのロマンティックな美しい旋律に惹かれて毎日のようにエアチェックしたテープ(オイストラフ盤)を聴いていて、ベートーヴェンで一番好きな曲は?と訊かれたら、このヴァイオリン協奏曲をあげるくらいでした。
 

このベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲のエアチェック音源
カセットなのでスケール感やらレンジの広さは程々ですが
生中継らしいライブ感があり、特にヴァイオリンが綺麗に録れています
演奏も幸福感に満ちた美しいベートーヴェン
尖ったところがなくて、その美しい旋律に身を委ねてしまうベートーヴェン
ちょい聴きのつもりでしたが、この曲を初めて聴いた時のことを思い出しながら、最後まで聴いてしまいました。
下記にアップしました。
興味のある方をダウンロードして聴いてみてください