ヴァイオリン協奏曲というと昔からベートーヴェン、ブラームス、そしてメンデルスゾーンのを加えて三大ヴァイオリン協奏曲と称していました。そこにチャイコフスキーを加えて4大ヴァイオリン、さらにシベリウスを加えて五大ヴァイオリン協奏曲となります。
それに異論があるわけではありませんが、パスピエ的にはその内容の濃さからベートーヴェンとブラームスの二つが二大ヴァイオリン、そしてメンデルスゾーン以下三つを加えて五大ヴァイオリン協奏曲とするのが良いと思うのですが、どうでしょう?

さて、ベートーヴェンとブラームスでどちらが好きかと訊かれたら迷うことなくブラームスと答えます。
もちろんベートーヴェンも好きで、若い頃はベートーヴェンのほうがずっと好きでしたが途中からブラームスかな。特に第1楽章は同じフレーズが度々でてくるベートーヴェンよりもブラームスの彫りの深い立体的な響きに軍配を上げてしまうことになりました。
音盤はモノラルながらヌヴーの演奏がお気に入りで、他にステレオ録音というと即座に思い浮かびません。

皆さんのお気に入りはどんなものなんでしょうか?
 

それはともかく今回はオイストラのヴァイオリンです
オイストラフのブラームスというとクレンペラーと共演したもの、そしてセルとの共演したものが有名ですが今回はエアチェック音源を。



ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)
クラウディオ・アバド指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

オイストラフは1975年に亡くなっているので当然それ以前のコンサートの録音
50年くらい前の演奏であり録音ということになります
ウィーン芸術週間だったと記憶しているのですが自信は全くありません(^^ゞ
当日のメインは同じブラームスの交響曲第4番だったような?
この演奏会だったかは確かではありませんが、アバド指揮した第4交響曲。颯爽とした演奏で当時はどのレコードよりも音質も含めとても気に入って何度も聴いたのですがテープを紛失してしまって今でも悔しい思いがあります
そんなわけで交響曲のほうは残っていないのですが協奏曲のほうはありますので下記にアップしてみました。
50年近く前の4トラックテープへの録音なので音質は期待できませんが、鑑賞には問題ないレベルかと思います

 

 

https://xgf.nu/5Axi