RX7という録音補正ソフト
色々と用途はあるようですが、パスピエの場合はLP再生時に不可避なパチパチノイズの除去に絞って購入しました。
そのRX7を使用して好結果だった例の紹介です

音源はグリュミオーのヴァイオリン・ソロによる、ご存じビバルディの「四季」です。これは長岡鉄男さんが推薦していたLPです
手元にあるのは国内盤ですが。。。



録音そのものはさすがに優秀なんですが中古品なのでノイズが目立ちました
そこでRX7でノイズカットをトライしてみたわけです。
操作は実に簡単であっけないほどです
簡単な設定をして補正後のファイルをエクスポート。そのファイルを再生してみると、これがなかなか良かったのです(^^

ノイズカットするということは物理的に補正を加えるわけですから音質的には劣化するのが普通です。
実際、これまでの経験ではノイズは驚くほどなくなりますが、音質的にはおとなしくなってしまう傾向があり、オリジナルに比べると生気にようなものが失われるようです
ただこの「四季」の場合は、良い方に作用して、オリジナルにあった華やかさが後退し、しっとりとした実に聴きやすいものに変身して、黙って聞かせれば、こちらの方がよいと答える人が多いのではないか、と思える出来でした\(^o^)/
ちょっとハイ上がりだったり、華やかな傾向のあるLPなどを、このRX7を利用すればノイズがなくなるだけでなく聴きやすくなるということも考えられます。
ですから音源の性格を考えて利用すると威力は倍増、ということになるでしょうか??(^^
思いつくところではDeccaレーベルなどが良さそうです
補正前と補正後の音が続けて聴けるようにしてアップしました