3月20、21日の1泊2日で静岡県南伊豆にある『キャンプ山の家』へ行ってきました。出遅れましたが新年1発目の久しぶりのキャンプになります。
住所:〒415-0326 静岡県賀茂郡南伊豆町蛇石676-7
Mail:campyamanoie@gmail.com
最近、冬の寒さもようやく和らいできたのでキャンプに出撃することにしたのですが、蓋を開けてみると年末に行った冬キャンプと同じぐらいの気温なので冬装備でしっかりと望まないとと気持ちを引き締めます。今回はバイクで伊豆方面に行こうと先に決めて、Google Mapを眺めてキャンプ場を選びました。キャンプ場の決め手はこじんまりとしているのと、最低限の設備が整っており、かつ値段の安さで決めました。天気予報も確認して3日前の予約で難なく取れたのですが、HPの予約前注意事項の内容がメルカリのプロフ必読のような感じで若干不安を覚えつつも、穴場的で当たりだったらなぁと期待もしています。
装備はいつもの冬キャン装備で代り映えしない感じです。
今回のルートはオール下道、国道1号線、134号線を利用しつつ小田原まで移動し、そこから南下して東伊豆⇒南伊豆に入っていくルートです。本当はもう30分ほど早く出発したかったのですが、久しぶりの荷積みに意外と時間がかかりました。早朝に出発したので渋滞も皆無でペース良く進みます、進行方向の空には有明の月が浮かんでいてきれいだなと思うのと合わせて予想以上に寒い事に気付きます。着ている服は前回の冬キャンプと同じなのにと思いつつも、夜明け前の出発である点とそもそもグローブの性能が足らず指先が凍傷するのではと思うぐらい冷え切っています。寒い思いを毎度する度に改善の余地ありと考えるのですが、そもそも冬にバイクに乗る機会が少ないので、電熱グローブやグリップヒーターを導入しても費用対効果が得られないのではと見送るのですが、絶対に寒さに勝つならハンドルカバー一択になるのかな、と冬の長距離運転時には考えさせられます。
国道1号から135号に入って海沿いの道は一気に景色が良くなって走っていて感動を覚えます。右手は直ぐに山、時折並走する線路と電車、点在する家屋、高低差のある道を辿りながら視界が広がった先には入り組んだ海岸線、どこを切り取っても絵になるなと思いながら走ります。とは言え、寒さの限界をとうに超えていたので休憩がてら朝食を取ることにします。7時半頃『すき家 アクロスプラザ湯河原店』に到着、最初朝マックを考えていたのですが、道中の吉野家の店を見てから牛丼の気分に変わったので直前で変更しました。
頼んだのは無難に牛丼並み、いつもはねぎ玉牛丼なのですが何となく朝牛丼なのでプレーンにしておきます。
カロリーを摂取して体に体温が戻った気がするので出発します、何気にこの辺りで往路半分移動した事になります。ここから先は少し観光をしながらキャンプ場を目指していきます。
10時頃、一つ目に立ち寄ったのは『浅間山展望台』、通行止め。
Googleマップで見た時は景色が良さそうと思って選んだのに…。
10時半頃、2つ目の目的地『河津桜観光交流館』に到着。
河津桜を見ようと思って立ち寄り地に選んだのですが見事に青くなっていました…。いやちょっとヤバいなと思いましたよ、道を走っている時にイメージしていた河川敷にはピンクの花の木は無かったし、なんだったら混雑も全くなく観光客が居ないのを何となく感じていましたし。今回の計画は出だしからダメダメだなと痛感しました、明らかにリサーチ不足だったけどソロだからまぁ良いかと気持ちを立て直します。
隣のファミマでコーヒーを飲みながらこの後どうするかプランを考えます。
正直、一日目のメイン観光地として考えていたのですが、他の立ち寄り場所とキャンプ場到着時間を考慮すると意外と良い時間なのでは、と思ったので次の目的地を目指して出発します。
11時半頃、3つ目の目的地『龍宮窟』に到着、バイクは200円で止められます。
駐車場から歩いて1分もかからずに龍宮窟入口に到着。
きれいはきれいなんですがこんなものかと言った印象です、滞在時間も5分ぐらいで龍宮窟を後にしました。伊豆半島は至る所にジオサイトがあってどこもちょっと見たら気が済むってイメージでいます。
12時頃、4つ目の目的地『石廊崎』に到着、バイクの駐車料金は200円。ここも混んでるのかなと思っていたのですが、人が殆どおらず少し寂しい雰囲気です。
爆風でスマホの扱いに気を使う状態ですが景色は抜群に良く、一度は立ち寄るべき場所って感じでかなり満足度は高いです。
灯台を擬人化した燈の守り人、全く知らないのですが取りあえず写真に収めておきたい。ポストカードが無料で持って帰れるのでお土産にどうぞ。
時間も良いころ合いになってきたので、買い出しをしてキャンプ場を目指します。13時頃、買い出しの店『マックスバリュ下賀茂店』に到着。
買ったものはこんな感じです。
キャンプ場に向かう前に給油しておきたいと思い、近くのガソリンスタンドに立ち寄ったのですが配達中で不在との事。待つか、他の店に行くか少し悩んだのですが、10km圏内にもう一店舗あったので移動することにします。別の店は『コスモ石油 弓ケ浜SS』店、バイトのお姉ちゃんとおばちゃんが気さくに話しかけてくれて、旅人との一期一会の出会いを大事にしてくれている印象を持ちました。
給油の後はキャンプ場に向かうのですが、道中名もなき橋のたもとに咲く桜があったので足を止めました。
写真は第二キャンプ場の入り口前なのですが、第一キャンプ場は更に700mほど進んだ先のため、お酒が入る前に第一キャンプ場も見学をしに移動します。
第一キャンプ場の入り口に着くとちょうど管理人さんと遭遇、挨拶を済ませ他のサイトも見てみたいと伝えた所、サイトを案内してくれました。今日は第一が1名、第二は私だけだったので、他の場所でも良いよと言ってくれたのですが、元々予約したサイトが良さそうだったので当初予定通りでチェックインを行います。
砂利が敷いてあり、ネットで見た情報よりきれいなサイトになっています。
設営後はこんな感じになります、丸太が置いてあったのでここをメインテーブル代わりに利用する事にします。
16時頃、ようやく1本目を開けます、いつものほろよいを飲みます。
炭に火が付くまでキャンプ場内を徘徊したので、第一キャンプ場と合わせてざっと紹介します。
第一キャンプ場Cサイト。
第一キャンプ場Eサイト。
第一キャンプ場Fサイト。
BとDは撮りそびれました。
第一キャンプ場Aサイト(整備中)。
第一キャンプ場Aサイトの近くにある見晴台。
見晴台からの景色はこんな感じです。
抜け感のある景色が見れるのは、こことBサイト(Aは未開)のみとなっています。
第一キャンプ場のトイレとシャワー室。
第一キャンプ場のゴミ捨て、灰捨て場。
冷蔵庫も使ってよいとの事です。
ここから第二キャンプ場Aサイト、一番上段になります。
第二キャンプ場Bサイト、Aサイトを通って奥になります。
第二キャンプ場Cサイト。
第二キャンプ場Dサイト。
第二キャンプ場Eサイト、Dサイトを通った下った所にあります。
第二キャンプ場Eサイトから更に下ったサイト(整備中?)
第二キャンプ場トイレ、シャワー室。
トイレは和式、洋式一つずつあります。
シャワー室も2つあり、無料で利用できます。
トイレの隣の東屋、ベンチ、灰捨て場、冷蔵庫があります。
その隣にはゴミ捨て場。
この料金でゴミ回収もしてくれるのは本当に有難いです。因みにキャンプ場内の道は坂+カーブがきついのでかなり気を使った運転が必要になります。
ざっと散策も終わったので昼食(夕食)にします。今回は割引商品で組み合わせてみました。
唯一料理っぽいのは、いぶりがっこチーズ。
いぶりがっこを袋から開けてチーズをちぎってオリーブオイルをかけただけですが、これだけでも面倒くさいと思ってしまいました…。
いつものようにお惣菜類を摘まみながら焼肉をひたすら食べていきます。
17時過ぎにはようやくお腹一杯になって、2本目のお酒には手を出さずにコーラにしておきます。
スタートがいつもより遅くなったので、夕食は残ったお惣菜類をチビチビ食べて済ませます。
焼き物が終わったので焚き火を始めます、この時間帯になると寒くなってきました。
因みに薪はひとカゴ1,000円、話を聞いた時ちょっと高いかなと思ったのですが、この量を見て全くそんなことないと思いました。
他のキャンプ場で売っている薪の量と比べると3、4束分ぐらいありそうで、一人焚き火では絶対に燃やしきれない量です。
18時過ぎの自サイトです。
暗くなってきて夜が間もなく訪れます。
辺りが真っ暗になるとびっくりするぐらい星が見えます。
景色の良い第一キャンプ場のサイトならもっときれいに見れるんだろうなぁと思いました。
冬に焚き火していると足の裏を温めたくなりませんか?
靴脱いでよくこんな感じで過ごしたりします。
20時頃、焚き火で暖を取っていたのですが、風があって体温を奪われていくので温かいものも飲むことにします。
幕内でお湯を沸かしていたのですが、結局焚き火の前より風を遮れる幕内の方が暖かい結論に至りました。
暫く幕内でスマホをいじったりして過ごしていたのですが、21時前には眠気が来たのでシュラフの中に潜り込むことにします。
第二キャンプ場だけに限ると完ソロ状態なのですが、愛知で過ごした雨の中の完ソロに比べると恐怖心がかなり薄れています。焚き火の安心感と、離れてはいるが第一キャンプ場の方に人が居る事実を知っている事が心理的に違っているのかもしれません。あとは愛知の方は夜の海+雨というシチュエーションが恐怖を助長させていたように感じます。同じ完ソロでも状況でずいぶん違うものだと思いながら眠りに付きました。