こちらの記事の続きです。
2日目は晴れですが、氷点下の朝です。
同じように日の出待ちの人かなと思いました。
夜明け前の富士山、雲もなく風もなく冷たく澄んだ空気感が辺りを包んでいます。
何となく撮った自サイト、本格的に活動するには早すぎるので幕内で時間を潰します。
6時頃、周りが薄っすら明るくなってきたので日の出を待ちながら少しずつ活動開始します。
レブルのシートも霜が降りて白くなっています。
昨日集めておいた松ぼっくりに火を付けて焚き火を行います、たくさん落ちているのかと思ったのですが皆が拾いまくっているせいなのか、それほど落ちてはいませんでした。
焚き火に当たりながらコーヒーの準備の為お湯を沸かします、1日目の記事でも記載しましたがSOTOのPOWER GASだと朝のドロップダウン現象も無く普通に使えたのがありがたかったです。
6時半頃には、結構な人が既に起きている感じでした。
富士山の裾野から朝日が差し込みます。
久しぶりに見た圧倒的な朝日、景色、シチュエーション、天気にも恵まれて本当に来て良かった。
7時過ぎ、お腹が空いたので朝食を準備します、今回の朝食はカップヌードルカレー味(謎肉まみれ)。
このキャンプ場ではカップヌードルカレー味を食べるのが通過儀礼になっているため、例に漏れず私も食します。
朝食が終わったらコーヒーをもう一杯飲み、浩庵の朝を噛み締めます。
飲み終えたら少しずつ撤収作業を行っていきます。
8時頃、撤収作業を開始します、シュラフが若干湿っているので日の当たる場所で乾燥させます。
幕も結露と夜露で濡れていましたが、雑巾で拭って乾燥させます。
灰も持ち帰りになるのですが、バイクキャンプで火消し壺は流石に持ち込めないので、アルミホイルに包んで持って帰ります。
水をかけて、2重に包んで、お漏らししないようにビニールに包んでおきます。
9時半頃には荷積みも済んで出発できる状態になりました。
撤収時に周りを見ていたのですが、土曜の朝チェックイン組がチラホラ入ってくるのですが、前日組がほぼ良い場所を確保しているので斜度のある湖畔2列目か林間サイトの奥しか空きが無い状況でした。当然私のように土曜で撤収する人も数組居るのですが、土日組は撤収の人のタイミングが合わない限りは良い場所が取れないなと感じました。
出発前に富士山とレブルの記念写真。
キャンプ場を出発する前に管理棟でお土産を購入します。
本栖みちに入って直ぐに南アルプス展望台があったのでバイクを停めました。
景色は良いのですが正直どれが南アルプスか分かりません。
少し滞在したら本栖みちを下っていきます。ぐねぐねと曲がった道は気を使いますが、対向車もほぼ居ないので楽しく運転できました。途中、トンネルを抜けて富士川に出てくるあたりも景色が抜群に良くバイクで気持ちよく走れました。結局、お店がある辺りまで、前を走る車に追いつくことが無かったので独占しているような気分でした。
10時半前に到着、予定通りみのぶ饅頭を購入します。
普通にツーリングで来ている方もチラホラ見かけました。
この後は、来た道を戻っていきます。バイクの移動も折り返し地点、寒い中での運転ですが昨日に比べたら太陽も出ているし気温も2、3℃ほど高いのでまだマシです。何と言ってもバイクを走らせた分だけ家に近付いていく変な安心感もあります。そんな気持ちの中、11時過ぎ、富士ヶ嶺にある『丸久食堂』に到着、昼食を食べて帰ろうと調べて見つけた店になります。
私が頼んだのは特製ホルモン定食。
ボリューミーで味も良く気に入りました、早昼なのに常連らしき人が何組か訪れていて地元の方に愛されている店なんだと感じました。
因みに窓から富士山も見えたりします。
12時頃、昼食を終えた後は帰るだけなのですが、もう一カ所立ち寄りたい所があったので移動します。向かった場所は『富士ケ嶺公園』。富士ケ嶺は旧上九一色村だったのですが、この地名を耳にするとセットで思い浮かぶ事は某宗教団体の事件。ここはその施設のあった跡地にできた公園になります。
管理は最低限で来る人も少ないのか東屋とトイレ(使用禁止)、そして慰霊碑のみの公園でした。
先入観もあるのか正直居心地のいい場所ではなく早く離れたかったです、トイレの使用禁止のテープが風でバタつく度にビクッとなって怖かったです。興味本位の何ものでも無かったのですが、日本中を震撼させた関わりのある場所のその後を実際に見る事ができ、子供の頃のテレビ越しの遠い記憶と繋がった感じがしました。いつも目にする富士山の麓にここはあります。
公園を出発した後は帰路に就くのですが、途中でガソリンを入れておきます。山梨のガソリンはどこも高いのでgoogleマップで価格が安そうなコメントがある所に立ち寄りました。
後はひたすら運転するのみ、道志みちも昨日と違ってバイクや車が多いので心細くありません。寒いのをひたすら我慢し、家に帰ったら真っ先にお風呂を沸かして湯舟に浸かるぞ、との気持ち一つでバイクを延々と運転し、無事に家に到着した所で今回のキャンプは終了になります。