入院中の眠れない時など、ひたすら折り畳みベッドに関する検索をしていました。退院直後に部屋の中でサイズ測定後、即注文。昨日、そのベッドが届きました。
以前、下記の記事を書いた時は、この四畳半の狭い空間で、しかも畳なので、ベッドを置くことはできないだろうと諦めていました。
ちなみにこの時に術後に不安を感じていた寝袋生活ですが、想像以上に痛みが少ないのでまったく問題なく寝袋で眠ることができています。
しかし春になり、生きものたちが蠢き冬眠から目覚める季節となり、わたしはある大きな不安が頭の中をよぎりました。
それは、百の足を持つと言われる大変恐ろしい昆虫が、初夏と初秋に、我が家に遊びに来ることです。
その体長はなんと10cmをかるく超えます。
幅は1.5cmほどはあります。
カラダは黒光り、足の色は黄色。
からだをうねらせながら、その多くの足がそれぞれの向きに動かしながら歩くその姿は、この世のものとは思えないほど恐ろしい。
年間、3,4匹ほど家の中で見つかります。
夜にテレビを見ていたら突然天井から落ちてきて、わたしのルームウェアであるワンピースの胸元をすり抜けて床に着地したこともあります。
PC作業をしているときに、マウスを持っている右手の甲の上に何かを感じて手を払った後に、それが手の上を這っていたことに気付いたこともあります。
たまに干からびた状態でも見つかります。
床、今は畳ですが、寝ている時に襲われるかもしれない不安を抱えるなんて、ただでさえおっぱいのことで眠れない日が続いていて退院後ようやく眠れるようになったのに、他に不眠となる要因はすべて排除したいと考えて、その昆虫が登ることが困難なスチール製のベッドが欲しいと考えました。
狭い部屋なので、月に一度ほど行う作業のために、そのときは折り畳むことができるベッドでなければなりません。また、できる限りコンパクトなベッドが欲しい。
見つけたその折り畳みベッドは、ベッド下にじゅうぶんな収納スペースを確保できるというおまけ付きでした。
しかし15.2kgという重さは実際に手にしてみるとかなり重く感じる上に、折り畳みと言っても2分割にしかならず、また、網の部分に指を掛けると痛くて1人ではとても持ち上げ辛いベッドでした。
これを、術後2週間の身体で、螺旋階段で3階まで持ち上げる必要があります。
基本、左手で持ちながら、右手は補助として、重さに耐えきれず置いて休憩することができるほどの幅のある段は、1/3程度しかありません。
リハビリの先生は、胸バンドが取れてからも1ヶ月間はなるべく重いものを持たないように、と言っていましたが..
変なところで負けず嫌いの自分は、
この状況を、自分で自分に挑戦だと思いました。
まずは何段分かだけ少しだけ上ってみて、先へ進むかどうかを考えようと思いました。
まずは数段上ることができました。
それならあともう少し、上ってみることにします。
また何とか持ち上げることができました。
これなら何とかなるかもしれないと思いました。
階段を傷付けないように、
自分も階段から落ちないように、
胸の傷に当たらないように、
何とか3階まで持ち上げることができました!
とは言ってもかけた時間は5分ほどで済みました。
ただし昨日は暑かったので、胸バンドと肌の間に保護のために挟んでいるタオル2枚が汗でびっしょりになりました。
でも昨日はその後も調子に乗って部屋のレイアウトを変えたり収納の片付けをしたりした結果、かなり疲れて、今日もかなりの疲れを引きずっています。
無理し過ぎたかな..
少し反省しています。