先日、近所のママさんに話し掛けられました。
その方とは、家の近くで会えば挨拶をしたり、少し立ち話をする程度のライトなご近所関係。
お子さんは、５年生の男の子。
（ママさん）
「幼男子君、中学受験をしたんでしょ。
うちも検討をしているの。
公文だけで、中学受験は可能かしら」
マジですか
もうすぐ新小６という時期に中受に参戦とは、余りにも遅すぎやしないか。
もちろん狙う学校にもよるし、もしかしたら天才ボーイなのかもしれないけれど、普通はかなり厳しい。
とは言え、私と彼女はご近所さん。
波風は、立てるべきではないわね
本当に天才ボーイの可能性も、ゼロではないし
「公文だけで中学受験は、ちょっと厳しいと思うよ。公文と入試問題は、全然違うし。
まあ、入試には二科受験も、英語も含めた三科受験もあるけれど。
一度、塾に行って相談してみたらどうかな」
「塾の見学に行ったら、息子が「こんな強制収容勉強施設に入れられるなんて、耐えられない」と言うのよ。
でも、私学の説明会に何度か行ったのだけれど、素敵な学校も多いし、通わせたくって。
息子も、受験に向けて頑張る、と約束してくれたの」
その台詞、私に言うか
「強制収容勉強施設」
その中でも圧最強、監視最強のオラオラ系「most.強制収容勉強施設」に三年間も我が子を入所させた私に言うか
大体、5年生のこの時期に「強制収容勉強施設」への入所を拒む子が、受験に向けて何を頑張ると言うのか
何故、学校見学が先なのだ
塾に行って受験情報を聞いたり、テキストを見せて貰う方が先だと思うのだが。
言いたい。ものすごく言いたい。
今からだとかなり厳しいから、高校受験を見据えた方が良いよ、と言いたい
「まあ、通塾が負担なのは分かるよ。
通塾が嫌なら、四谷の進学くらぶみたいな通信もあるし。
でも、やはり公文だけでは中受は厳しいと思うよ」
「公文の先生に聞いたら、可能ですよ、と言われたのだけど。
そんなにレベルの高い学校を、狙う訳でもないし。うちの子、学校の宿題も学校で済ませちゃうし、授業が簡単すぎてつまらない、と言うし公立はもったいないなあ、と思うの」
マジですか
彼女が中受の現状を知らないのは分かる。
だが、その公文の先生。
あまりにも無責任ではないか。
何を根拠に 公文だけで中学受験は可能” と言い切ったのだろう。
公文国際中学だって、公文のみで入れるなんて話は聞いたことがない。
中受の検討前に、公文の教室変更を検討するべきよ
「勉強に対して前向きな姿勢は、凄いと思うよ。でも、私からすると公文だけで中受が乗り切れるとは到底思えない。
正直、中受の過酷な勉強に比べたら、公文なんてラジオ体操みたいなものなの。
キャー、遂に余計な一言を言ってしまった
今から息子さんが参戦出来るかは私には判断出来ないし、とにかく一度塾に問い合わせてみるべきだと思うよ」
ふうう、無知って怖い。