昨日は、三連休の最終日。
土曜日、日曜日は、NNの為遠くの校舎まで遠征旅行、しかも夕方からはTOMASと早稲アカの通常授業。
書き出すだけでも、げんなりして来るハードスケジュール。
体力の無い息子は、疲れ果て、それでもやらなければいけない事は山積みで、目を血走らせた母が、机の前で待ち構えている。
まあ、精神年齢の幼い幼男子君。
この状況で、やる気などある筈もなく![]()
熱望校の過去問の直しを、それはそれは面倒臭そうにダラダラとしていた訳です![]()
分かる、気持ちは分かるよ。
でも、誰の受験やねん。
熱望校に、行きたないんかい。
この状況に、何で焦らんのや。
心の声を全て胸の中に封印し、余計な争いを避ける為、アンガーマネジメントに勤しむ母。
そんな午前中、スマホの着信音が響き渡る。
着信……お義母様。
「もしもし、へっぽこちゃん。
さっきね、マダオから電話が有ったから、掛け直したのに、あの子出ないのよ。
もしかして、熱を出しているのか、事故にも遭っていたらどうしよう、と心配で。
あの子は、大丈夫?風邪でもひいていないかしら?」
これ以上言及する気は、毛頭ございませんが、マダオのお母上はなかなか個性的なキャラクターであられまする。
「(頼むから、邪魔だけはしないでくれ。お宅の息子さんは、朝から朝食を食べただけで、また寝に行ったよ)
多分、部屋で寝ているだけかと。
こちらは、何事もなく元気ですよ」
「そうなの?あの子から滅多に電話なんて無いから、何か有ったのか、と思って。
電話も掛け直したのに、つながらないのよ。
体調とか、気持ちが落ち込んでいるとか、大丈夫かしら」
「(お義母様。貴方が息子さんにしか興味が無いように、私もマダオには全く興味がなく、我が息子にしか興味がございませんの。
敢えて言うなら、お宅の息子さんは、怠惰病という重篤な不治の病を患われております)
多分、寝ているかと思いますので、様子を見に行って、お義母さんに掛け直すように伝えますね」
マダオ部屋に行くと、案の定布団の上でスマホゲームに勤しんでおられる。
「お義母様が、電話がつながらない、何か有ったのかしら、と心配されているので、電話くらい取ってくれ。掛け直してね」
「えっ、まじで。
俺の掛け放題でないから、へっぽこちゃんのスマホから掛けてよ」
シーット。
スマホ代など、些末な事はどうでも良いわ![]()
やる気の無い息子に勉強させるのに、私は忙しいのじゃ。
お義母様の対応は、ご自分で頼むぜ。
「朝からウッザ。ママもさあ。ウザいので切ります、と言って着信拒否にすれば」
シーット。
建前と本音というものがございましてね。世の中、本音だけでは生きていけませぬ。
「あら、ママはそんな事全く思っていないもの。必要ないわ」
「絶対嘘だよ。
ママって、そういう事を思う人じゃん」
シーット。
君は、母を何だと思っているのかね。
「この問題、むっず。捨て問だよね、捨て問」
シーット。
君に任せていたら、ほとんどが捨て問になるではないか。誰も点が取れない、幻のテストとちゃうわ。
きっと、この人生修行を乗り越えたら、私はへっぽこ母から、スーパーへっぽこ母にレベルアップするに違いない。
これは、わたしに与えられた試練なのだわ。
スーパーへっぽこ母って、あかんやつやん。
バカ者からスーパーバカ者に、レベルアップやん。
全く、シットな休日でシットな奴らだぜ。