台風が過ぎ去りし朝。

束の間の休みを経て、酷暑の中始まる、夏期講習後半戦笑い泣き


凄く大変なのですが、凄いスピードで過ぎていく受験生の夏に焦っているのは、私だけでしょうか。


先日終了を迎えた、夏期集中特訓。

他校舎に行ってしまわれたドS先生にも、熱血校長先生にも指摘され続け、母も喉から手が出る程切望していたものが、ようやく手に入った気がします。


幼男子が受験を自分事として捉えること。


至って平凡な地頭を持つ幼男子。

とても真面目な性格で、言われた通り勉強に取り組むものの、スケジューリングから宿題の管理まで全て母任せショボーン


あくまで個人的な意見ですが、受験は地頭プラス努力出来る力、そして自分で現状に足りない物を考え、どうすれば良いかを考え行動出来る自走力で決まるのでは、と思っています。


親譲りの平凡な地頭を持つ息子は、残念ながら地頭が良く、努力も出来る上位層には追い付かないでしょう。

母が痛感した様に、頭上にあるガラスの天井に涙する日も来るでしょう。


それでも志望する難関校に行きたいのならば、母任せではなく、自分はこの分野が出来ていないから勉強しよう、暗記が苦手だけれど、どうやったら効率的に覚えられるだろう、と自分で考え動く自走力が無いと、平凡な子には勝ち目はない。


何とか、受験を自分事にして欲しい。


無理ならば、頑張っている息子に結果を出してあげる為にも、受験校のレベルを下げないといけないな、と思っていました。


集中特訓の最終日。

そっくり模試は、それはそれは酷い結果でしたえーん

思わず母は「送迎してホテルまで取ってこれかい」とチクリと嫌味。

これ位は、許されると思う。


笑い泣き「ひーっ、ごめんなさい。次は、頑張ります」

と言いながらも、電車の中では流石に落ち込んでいた幼男子。


でも帰宅して

ぐすん「次はさ。絶対に、良い結果に貼り替えるから、この酷い帳票を壁に貼っておく。

臥薪嘗胆、捲土重来、みていろよ」


と言いながら、遅くまでかかってテストのやり直しを終えていました。

今までは、母が指示をしないとやらなかったのに。眠いから残りは明日にする、と言っていたのに。


うーん「うちさあ、NN校に行きたくなった」


あんぐり「あらゆる意味で、今の君には無茶苦茶遠い学校だよ。

今までの成績では、チャレンジ校はおろか熱望校も無謀で、それよりも偏差値が高い学校なんて、貴重な2月1日のチャンスを特攻させる訳にはいきません。

もしそれでも行きたいなら、本気で9月のオープン模試と合不合で結果を出してみな」


おーっ!「うん、頑張るぞ。オーっ」


次の日には、自ら図形が苦手だから基礎から見直す、と魔法ワザをやり出し

キラキラ「ママ、文章題も基礎から理解したいから、これを買って」

と魔法ワザの文章題編をねだられましたちゅー



 

 


恥ずかしながら、初めての参考書のおねだりに、速攻ポチる母。


ようやく受験が自分事になって来たのか。

このやる気が、どうか受験まで続きます様に。

そして、半裸にハチマキはやめてくれ。

見るたびに、笑ってしまうぞ。


皆が頑張る6年生の夏休み。

ようやくお尻に火が点いても、なかなか結果には結び付かないかも知れない。


まだまだ志望校は決められないけれど、母は小学生が1日8時間半も勉強するスパルタ特訓に参加して、大変だったけれど楽しかった、行って良かった、と言えるだけで、本当に凄いと思っている。


君のひたむきな真面目さは、母にはない凄い才能だ、とも思っている。


だから、5ヶ月ちょっと先の未来の君に、予言しよう。


運命の2月1日。その明日。

明日の君は、きっと楽しい。