悩ましい成績に、父子関係の悪化、体調不良とトリプルピンチの幼男子。
正に満身創痍の中、試験に向かう小さき背中。
まさかそんな幼男子に、更にダメージを与える者などおるまい。
いたとしたら、人でなしだ。
その人でなし、まさかの母です![]()
遡る事二週間前、母子で次のNNオープンは、どこの学校を受けるか話し合っておりました。
午前中は、大分前に決定。
過去二回、どちらもあと2点で涙をのんだA校。
こちらの学校は、一番チャレンジ校に問題の傾向が似ており、校舎からも再挑戦を促されている学校。
申し込みも済ませ、受験票も手元に有る。
問題はもう一校。
午後校を、受験するかどうするか![]()
「うち、B校に挑戦してみる」
「了解。申し込んでおくね」
「次こそは絶対に資格を得て、集中特訓はNNで受けたい」
「その意気じゃ。気合いを入れて、リラックスして頑張るぞ」
母子で交わされた会話の後、早稲アカオンラインから、いそいそと申し込みをする私。
申し込みをしたはずの私。
申し込みが、出来ていなかった私![]()
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申し込み時期が遅かったので、受験票もぎりぎりかしら、と気楽に構えていたアホ母。
金曜日、流石に今日塾で受験票を渡されたかしら、と帰宅した幼男子に尋く、ど阿呆お気楽母。
「ねえ、今日午後校の受験票を渡されたかい」
「えっ、何も貰っていないよ」
まさか、まさか、まさかまさかまさか![]()
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慌てて早稲アカオンラインを確認する、世紀のど阿呆母。
時刻は、夜の9時半。
申し込み、出来ていなかったあ![]()
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申し込み期限、過ぎている![]()
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恐らく、とんでもねえアホ母は、カートに入れた時点で満足して、申し込みまで進んでいなかった模様。
パニックに陥りながら、息子に謝るど阿呆へっぽこ母。
「えっ、どうしよう。ごめん、ごめんごめん」
「もう仕方がないよ。A校でなくて、良かったよ。うちの本命はA校だから、これはしっかりA校で頑張れ、絶対に獲れ、という事だよね」
何、この良い子。
無茶苦茶、良い子やん。私の子![]()
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例え、成績がぱっとしなくても、マダオとへっぽこ母を反面教師に、こんな優しい台詞を言ってくれる子に育っていたなんて![]()
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もう、母何でも頑張っちゃう。
うちの息子、世紀を代表するど阿呆母のせいで、午前中A校一本で勝負して来ます。
リラックス出来るサプリメントも飲んだ、GABA入りチョコレートも食べた、
会場前で親子で深呼吸もした。
パニックにならずに、出来る問題は落ち着いて解いてね。
そして、本当にごめんなさい。
受験本番では、トリプルチェックでしっかり申し込みを完了させます。