学校の最寄の用賀駅に着くと、出口に先生が立っておられ「三田国際中学校は、こちらです」と案内して下さり、その後も要所要所で先生の案内が。
これは、方向音痴の母にとって、かなり嬉しいお心遣い
人工芝の広いグラウンドを通り抜けて、いざ校舎へ
ここでも、学校の嬉しいお心遣いが。
外国人の先生から「hello」の挨拶と共に、手渡されるお茶のペットボトル。
色々な学校を訪問しましたが、お茶を頂くのは初めてです
事前のイメトレの成果もなく、ぎこちない笑みを浮かべながら「ありがとうございます」と受け取るヘタレ母。
イメトレの成果がなくて良かったわ。「hello,nice teacher」なんて言ったら、恥ずかしい不審者や。
この段階で、もうこの学校が結構好きになっている単純母。
会場を見渡すと、今まで訪問した伝統校よりも、保護者の方々の服装が華やかカジュアルで、髪の色も明るめの方が多い印象。
この感じが国際的なのね、私も国際を演じねば、と眼が合った隣のお父様に、思わず微笑みかけるも、不審なおばさんと思われたのか、そっと目をそらされる不審者母
どうやら、お父様の考える「国際」と私のイメージする「国際」は違ったらしい。
説明会は、欧米の先生が出て来て「hello,every one ha ha ha」と始まり、その後も英語での説明が続いたらどうしよう、と妄想しておりましたが、校長先生は日本人の先生で、テンションも普通。
ただ、テンションは普通でも、溢れる情熱と学校愛は半端ではない
三田国際中学校は、前身の戸板女子から創立11年目の新しい学校なのですが、創立から携わっておられる先生だからこその、学校への愛と教育への熱意を感じるスピーチでした
印象的だったのが
「出来たばかりの一年目で、海の物とも山の物とも分からぬ私達の学校を信頼して、来て頂いた生徒さん、保護者様には本当に感謝しています」
というお言葉と、映像でインタビューに答えていた生徒に対して
「私達の仲間が、こんな風に学校の事を思ってくれていて、胸が熱くなります」
という台詞。
ああ、この先生は生徒を一緒に学校を作って来た仲間だと感じておられるのだなあ、と。
そして「発想の自由人たれ」という理念を実践する為に、どうすれば良いかを考えて、学校を作って来られた情熱が、淡々とした口調からも溢れ出ていました
気になっていた英語ですが、入学時に7割の生徒は学習歴なし。
インターナショナルコースは、主要教科の授業は全て英語だが、英語力に合わせて二つのグループに分けるので、英語をやって来ていない生徒も、安心して欲しい。
海外大学への進学も視野に、英語力と国際感覚を養うコース。
インターナショナルサイエンスコースは、一番オーソドックスで、中2からメディカルサイエンステクノロジークラスへの在籍も可能。
英語の授業は、英語力によって3クラスに分けて授業を展開。
進路は、生徒に合わせて、文系、理系どちらも対応。
メディカルサイエンステクノロジークラスは、中2からスタート。
充実した設備と環境の中で、実験と研究に思う存分没頭出来る。来年、ラボ棟も増築される。理系分野に特化したコース。
インタビューに答えていた生徒さんの
「どんだけ自分の興味のある分野に没頭して研究していても、皆が受け入れてくれる環境」という言葉が印象に残りました。
入学時に英語が出来なくても問題はないが、進学実績よりも、英語力と思考力、コミュニケーション能力、自律的な学びに力を入れている学校。
そして、先生のスキルアップにも力を入れていて、定期的に研修もされている、情熱溢れる新進気鋭の素敵な学校でした
問題は、医療と科学と技術のコースの偏差値が61も有るという事と、海外大学への留学費用は目の玉が飛び出るほど高いことでしょうか
国際的になるには、多額の費用が必要です。