原発は引き続き日々状況確認が必要ではありますが、首都圏も、先週月火あたりよりは冷静になりつつありますので、わざわざ転送しなくてもいいかとは思ったのですが、マスコミやインターネットから確度の高い情報を探すのは相変わらず難しいか相当吟味に時間がかかると思いますので、古河日赤副院長本間先生からの昨日のメールを転送致します。
私の大学より更に原発に近い、福島県立医科大学での原発リスクについての公式情報です。

「そらがおちてくることは未来永劫100%ないか」「国ぐるみ、政府ぐるみ、世界中の放射線/核専門家が結託して、深刻な真実を隠して楽観論を吹聴しているのではないと100%証明できるか?」とゼロリスク主義の方に問われたら、「いいえ、できません。すんません」というしかありませんし、このような見解が公表されたからといって、現在の原発の状況を直ちに直接好転させる訳ではありませんが、少なくとも風評被害などによる間接的な復旧への妨害に対しては抑制効果があるかと思います。

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Date: Sat, 19 Mar 2011 14:43
Subject: 大戸先生から

関係の皆さま

3月18日は長崎大山下教授(放射線影響について世界第一人者)の緊急講演がありました。
ヨード剤の投与方法など決めた先生です。ヨードを海藻から多く摂取している日本人
への影響はChernobyl(ヨード欠乏地域)より、はるかに小さいだろうと。
妊娠中の胎児発ガンはほぼ0に近い。
たとえ、今(5km圏内)の100倍以上の線量(100mCv)を浴びても、一般的に発ガン増加は10万人当たり1人以下程度で、たばこ発がん率の50分の1以下であると。

また、多くの正しくない風評はマスコミが流しているので対応が難しいと。最終的に
は関東(日本全体、世界全体も)全域が微量の被ばくを受けるが、案ずることは全くな
いとも。

遠隔地に移動するのは理性を失っている。飛行機に多数回乗るのよりもずっと少ない。

大戸 斉
福島県立医科大学 医学部長
輸血移植免疫学