昨日はことうだ腎クリニックにて、13:30~16:30、健康
運動指導士斉藤さん(すぎの木クリニックでのウオーキング講習で
来て下さった方)による集団指導、個別指導の第一回目が行われました。
◎集団指導
2時過ぎからの30分のストレッチ体操主体の集団指導は、当初参
加予定だった患者さん以外も、その場で「なんか面白そうな事やっ
ているな」という感じで飛び入り参加も数名あり、20人近くの患
者さんと、院長先生や、古河日赤副院長の本間先生も視察で参加
し、総勢は30人近く、なかなか盛況でした。参加者は膝か腰か肩
のどこかが痛い人がほとんどで、こういう集団指導には興味がある
だろうと思います。次回集団指導(2/22)は透析日ではないけ
れどわざわざ来て参加したいと申し出た患者さんもいました。また
集団指導には、「一緒にやることの楽しさが生まれる」というメ
リットがあることも再確認しました。
なお、集団指導開始前の待ち時間は、待合室の大型液晶画面で、前
回のすぎの木での指導内容のビデオを流しており、これも結構皆さ
ん興味をもって見ていたようです。
◎個別指導
その後は、4人の患者さんの透析中のベッドサイドでの個別指導
で、前回のすぎの木クリニックでも実感した事ですが、仰臥位での
片側下肢挙上反復でも、軽々繰り返せる人からやっとやっとの人と
まちまちで、普段の歩く姿からはわからない筋力の差異がよくわか
りました。
患者さん一人一人、筋力や体の固さ、ADLなど大きく違い、興
味のある内容も、柔軟性、関節痛緩和、筋力/体力アップなど様々
で、適切な運動メニューも千差万別ですので、専門家の個別指導は
必須ですね。
というわけで今後の訪問指導も、集団指導と個別指導の2本立てが
基本構造になってゆくのではないかと思います。
また今後は患者さんだけでなくスタッフも個別指導を受けると良い
と思います。
◎簡易体力テスト
個別指導の後は、スタッフ対象に簡易体力テスト内容のチェック。
1.イス座り立ち反復テスト
患者さんも同一基準でやるとすると、30秒間イス座り立ち反復テ
ストは、エクササイズガイド2006にあるように、10回反
復の所要時間に切り替えた方がいいように思われました。ただし、
30秒間の回数測定の途中で、10回反復の所要時間をチェッ
クすれば療法の記録を一回のテストで取れますので、それもいい方
法だと思います。
むしろ大きな問題は使うイスの高さ、立ち上がったときの姿勢と
座ったときの姿勢如何で、反復スピードが大きく違ってくる事など
であり、この辺りは各施設であつまって一度標準的やり方を統一す
る必要がありますね。
2.10mの区間の往復による3分間歩行距離
これも普通の速度か、早足歩行なのか、最大限の速歩でやるのかの
基準を統一する必要があり、また患者さんと同一基準でやるにはお
そらく3分は長いので、1分の方が良さそうです。
また以前宇都宮の体育館で一緒にやった方はお分かりのように、2
人並んで一緒に歩くと相手のペースに影響されるので、一人ずつや
るか、反対方向に歩くなどの工夫が必要です。
3.開眼片足立ちテスト
これも細かいところがいろいろあって、
(1)浮かせた足は、軸足にくっつけてはいけない。
(2)バランスを崩したときに、軸足で「ケンケン」をしてバラン
スを補正するのはダメ
とのことです。
ということで、健康運動指導士の方にアドバイスいただき、近々
STECの標準方式を皆で相談したいと思います。
◎今後の訪問指導に際して、気づいた点
1.動画と音声記録:
デジカメやビデオで集団指導、個別指導、体力テストなどは記
録を残しておくと、参加できなかったが興味のある人に見てもらえ
ますので、これから訪問指導がある施設ではご検討ください。
2.個別指導前の患者さん情報の伝達:
健康運動指導士の方が、適切な指導をするにあたって、ある程
度の患者さんの身体、健康状態の情報を事前にお伝えしておく方が
いいでしょう。
3.橋本医院での訪問指導が終了した時点で、また上記体力テスト
の方式統一を含め、今後のやり方を相談したいと思いますのでよろ
しくお願いいたします。
運動指導士斉藤さん(すぎの木クリニックでのウオーキング講習で
来て下さった方)による集団指導、個別指導の第一回目が行われました。
◎集団指導
2時過ぎからの30分のストレッチ体操主体の集団指導は、当初参
加予定だった患者さん以外も、その場で「なんか面白そうな事やっ
ているな」という感じで飛び入り参加も数名あり、20人近くの患
者さんと、院長先生や、古河日赤副院長の本間先生も視察で参加
し、総勢は30人近く、なかなか盛況でした。参加者は膝か腰か肩
のどこかが痛い人がほとんどで、こういう集団指導には興味がある
だろうと思います。次回集団指導(2/22)は透析日ではないけ
れどわざわざ来て参加したいと申し出た患者さんもいました。また
集団指導には、「一緒にやることの楽しさが生まれる」というメ
リットがあることも再確認しました。
なお、集団指導開始前の待ち時間は、待合室の大型液晶画面で、前
回のすぎの木での指導内容のビデオを流しており、これも結構皆さ
ん興味をもって見ていたようです。
◎個別指導
その後は、4人の患者さんの透析中のベッドサイドでの個別指導
で、前回のすぎの木クリニックでも実感した事ですが、仰臥位での
片側下肢挙上反復でも、軽々繰り返せる人からやっとやっとの人と
まちまちで、普段の歩く姿からはわからない筋力の差異がよくわか
りました。
患者さん一人一人、筋力や体の固さ、ADLなど大きく違い、興
味のある内容も、柔軟性、関節痛緩和、筋力/体力アップなど様々
で、適切な運動メニューも千差万別ですので、専門家の個別指導は
必須ですね。
というわけで今後の訪問指導も、集団指導と個別指導の2本立てが
基本構造になってゆくのではないかと思います。
また今後は患者さんだけでなくスタッフも個別指導を受けると良い
と思います。
◎簡易体力テスト
個別指導の後は、スタッフ対象に簡易体力テスト内容のチェック。
1.イス座り立ち反復テスト
患者さんも同一基準でやるとすると、30秒間イス座り立ち反復テ
ストは、エクササイズガイド2006にあるように、10回反
復の所要時間に切り替えた方がいいように思われました。ただし、
30秒間の回数測定の途中で、10回反復の所要時間をチェッ
クすれば療法の記録を一回のテストで取れますので、それもいい方
法だと思います。
むしろ大きな問題は使うイスの高さ、立ち上がったときの姿勢と
座ったときの姿勢如何で、反復スピードが大きく違ってくる事など
であり、この辺りは各施設であつまって一度標準的やり方を統一す
る必要がありますね。
2.10mの区間の往復による3分間歩行距離
これも普通の速度か、早足歩行なのか、最大限の速歩でやるのかの
基準を統一する必要があり、また患者さんと同一基準でやるにはお
そらく3分は長いので、1分の方が良さそうです。
また以前宇都宮の体育館で一緒にやった方はお分かりのように、2
人並んで一緒に歩くと相手のペースに影響されるので、一人ずつや
るか、反対方向に歩くなどの工夫が必要です。
3.開眼片足立ちテスト
これも細かいところがいろいろあって、
(1)浮かせた足は、軸足にくっつけてはいけない。
(2)バランスを崩したときに、軸足で「ケンケン」をしてバラン
スを補正するのはダメ
とのことです。
ということで、健康運動指導士の方にアドバイスいただき、近々
STECの標準方式を皆で相談したいと思います。
◎今後の訪問指導に際して、気づいた点
1.動画と音声記録:
デジカメやビデオで集団指導、個別指導、体力テストなどは記
録を残しておくと、参加できなかったが興味のある人に見てもらえ
ますので、これから訪問指導がある施設ではご検討ください。
2.個別指導前の患者さん情報の伝達:
健康運動指導士の方が、適切な指導をするにあたって、ある程
度の患者さんの身体、健康状態の情報を事前にお伝えしておく方が
いいでしょう。
3.橋本医院での訪問指導が終了した時点で、また上記体力テスト
の方式統一を含め、今後のやり方を相談したいと思いますのでよろ
しくお願いいたします。