エクササイズガイド2006や、運動習慣普及など身体活動のことだけでなく、栄養、禁煙、アルコール、睡眠など健康全般に関する国の政策をまとめたのが「健康日本21」です。
この「健康日本21」という言葉はよく目にしていたのですが、実態というか全体像がよくわかりませんでした。

今回やっとその総本山というべき「健康日本21推進全国連絡協議会」のHPを見つけましたのでご紹介します。


膨大な内容で全部見るのは大変だと思いますが、いくつかめぼしいところをピックアップすると:

    日本医師会や、公衆衛生学会、健康運動指導士会など多数加入ですが、日本腎臓学会や透析医学会は未加入


   ポピュレーションアプローチとハイリスクアプローチといった公衆衛生学の用語は知っていていいと思います。
   STECは医療スタッフにはポピュレーションアプローチ、患者さんにはハイリスクアプローチのハイブリッドですね。



カロリズムなどの開発普及は下記のような背景があったようです。


尚この各論2ではエクササイズガイド2006が紹介されていませんが、「健康日本21」での取り組みの中でつくられたガイドの様ですね。その前段階のような資料が、各論末尾の「資料」に載っています。
   代表的なストレッチ体操のイラストなどもあります。

●これだけ専門家の智恵と労力を結集して目標値を設定して国を挙げて取り組んでいるのはすごい事ですが、残念ながら運動に関しては運動主幹者が微増の一方で一日平均歩数は目標値に向かって増加するどころか逆に減少して来ているのはご存知の通りで「国が笛吹けど国民は踊らず」といった状況であるということは、燃え尽きずにSTECをつづけて行く上で認識しておいた方がいいでしょう。