JR福知山線 丹波竹田駅より
徒歩20〜25分、
春日ICより車で17分の所に、
飛鳥時代に創建されたと伝わる
古い寺院「石像寺」があります。
境内には、江戸時代初期
および中期に造られた庭園と
昭和47年に築造された
四神相応の庭があって、
一帯が名勝地となっている。
裏山が崩落し、
本堂や庭園に土砂が流出。
一時荒廃したような状況になり
3年の歳月を経て2017年末に
修復が完了しました。
石像寺の裏山に磐座があり
この由来によって
村の名を岩倉といい、
寺の名を石像寺としたようで、
この地を信仰の対象として
崇拝したのはもちろん、
磐座を神格化し、
神として祭祀したものである。
この磐座は高さ十数mの巨岩が
群をなし屹立して、
天を摩すようなお姿は
雄大で神秘的です。
磐座の下に毘沙門天が祀られる。
2014年の丹波市豪雨災害で
訪れた日は砂防工事が再開されて
磐座の前にショベルカーという
珍しい光景がありました。
横の山道を出ると巨岩の真上に
展望台があり
さらに険しい山道を進むと
山頂に秋葉神社があり
反対側の下り坂の中腹には
磐座の上に愛宕神社が
お祀りされています。
お寺まで一周が約1時間
とても急なアップダウンに
前日の雨も重なって
過酷なお参りになりましたが
足腰を鍛えるには丁度良く
元気になれます。
一周回ってお寺の右手に
ちいさなお社が
疲れた身体を労ってくれました。
災害復興には地域の方々に支えられ
おおくの皆さんに愛されているお寺
その事実こそがパワースポットと
呼ばれている由縁のように思います。
石像寺
せきぞうじ
兵庫県丹波市山南町谷川
飛鳥時代、斉明天皇の元号(655年)に創建。慶安元年(1648年)に曹洞宗として再興と伝わる古い寺院で、丹波古刹十五ヶ寺十一番とされる。本堂の前の四色の砂による枯山水庭園。青龍、白虎、朱雀、玄武の「四神相応の庭」の作庭は重森三玲。文字が表現されている竹垣もあり、その他境内では丹波竹田の町を借景とする白砂の「霧海の庭」や、江戸時代に造られたとされる池泉鑑賞式庭園なども見られます。また、高浜虚子ゆかりの句碑の庭があるほか、裏山には高さ12m、幅20mにも及ぶ丹波市指定名勝の巨大な磐座がそびえています。
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