高野山大滝の水を讃える集落(前編)大滝丹生神社と葵の井戸/神奈木流 体バランス法 | 神奈木流 体バランス法

神奈木流 体バランス法

神奈木有紀(かんなぎゆき)大阪市で広告ディレクターから2014年に独自理論による神奈木流体バランス法を作りセラピストに転身。





高野山大門を南下しお助け地蔵
すぐの国道371号に入り
暫く車を走らせると
大滝集落への分岐があり右折。
高野町南東部の大字大滝
高野大滝を右手に
熊野参詣道小辺路が通る集落に
大滝丹生神社がある。










集落の弁財天社で
高野山正智院が祭主となって
法祭が執り行われると記され、
水の神様が祀られ、
高野山の正智院と
ご縁があるそんな地域です。
ただし、弁財天社の位置は
定かではありませんが
おそらく葵の井戸の社では?
そう推測しました。
大滝には村の名前の由来となった
大滝や葵の井という
弘法大師が作ったとの
伝説がある井戸もあり、
丹生神社は水の豊富な土地に
鎮座しています。
罔象女神または瀬織津姫
善女龍王と丹生都比売大神
高野山の豊かな水を讃える
この集落は熊野古道の
小辺路にあたり
熊野大社へと続きます。

ちなみに
私はよく御神水をいただいて
お茶やお米を炊いたりしますが
ここのお水が一番好みでした。






大滝丹生神社
おおたきにゅうじんじゃ
和歌山県伊都郡高野町大滝

主祭神
丹生都比売命 
高野御子命 

善女龍王堂

主祭神
善女龍王


鳥居・階段の先には丹生神社と 善女龍王堂があります。  丹生神社は江戸時代の地誌『紀伊続風土記』に「本社二社 各方五尺 御供所  末社二社 熊野権現社・摩利支天社  村中にあり、一村の氏神なり」とある。
丹生神社 境内地には高野山正智院末寺の龍福寺と いうお寺がむかしあり、そこでは寺子屋 教育も行われていました。龍福寺跡地に は小学校が建てられ、高野山小学校大滝 分校の廃校後は大滝集会所に改築されて います。また龍福寺のことが書かれてあると ころに「明神の境内にあり、明神の法祭 を昔は社前にて行ひしか、近年当寺にて 執行す」とあり、龍福寺も丹生神社と深 いつながりがあります。

和歌山県立博物館主任学芸員
大河内智之さんの記述
仏の姿を彫像で現すのと同じように、神の姿を彫像で表すことがあります。目にする機会は少ないものの、社殿の中に秘められてきた神の姿「神像」は、人々の信仰と地域がたどってきた歴史を伝える大切な文化財です。
 昨年、高野山の奥に位置する高野町大滝地区に文化財調査で訪れました。「善女龍王」という龍神をまつるお堂を調査した後、隣にある大滝丹生(にう)神社の小さな社殿の扉を開けてもらいました。
 まず見えたのは一対のこま犬と鏡。取り出すと奥には白木の箱が2つ並んでいます。ふたを開けてみると、彩色も鮮やかな男女の神像が収められていました。丹生神社の主祭神である唐装(中国式の服)姿の「丹生明神坐(ざ)像」と、束帯姿の「高野明神坐像」です。
 両像ともに下膨れでやや年若く見える風貌。頬紅を差して精彩があり、衣の彫り口も深く立体感があって、鎌倉時代から南北朝時代、14世紀ごろの作風を示しています。背後のびょうぶに描かれた絵巻物から切り抜いたような華麗な山水は、他に類を見ないもので、想像もしていなかった優れた神像の新発見でした。
 この神像が作られたころ、大滝地区周辺では、高野山と金峯山(吉野蔵王堂)との間で領域を巡るいさかいがありました。おそらく高野山は村の支配を確かなものとするため、拠点の神社を整備して神像を安置したのでしょう。
 美しい彩色もそのままに守り継がれた神像は、高野山の知られざる歴史を、700年の時を超えて私たちに語り始めているのです。

葵の井戸
大滝集落 葵の井戸は、和歌山県高野町大滝にある。
世界遺産「熊野参詣道 小辺路(こへち)」が通る大滝集落を潤すこの井戸は、江戸時代にその水を紀州徳川家に献上したことに因み「葵の井戸」と呼ばれている。
付近の山々に降った雨水が、長い時間をかけ土中深くに染み込み当地に湧出したもので、旱魃の際にも枯れたことがないと言い伝えられている。
真夏でも冷たく、澄み切った水は、小辺路を歩く人々の喉を潤している。

高野大滝
高野山上から流れ、高野町大滝地区で一大瀑布となる高野大滝。江戸時代の地誌書『紀伊国名所図会』で「高さ数丈、織女機を断ちて素練ひるがえり、仙鼎沸騰して玉屑ほとばしる」とあり、滝の絵に「川下に本国在田川を経て、紀の海に入る」と添えられている。
 名所図会の筆者は、この滝を「織姫が糸を編んで白布をひるがえしているような滝」と表し、はるか彼方の海に流れ込むことを示唆している。
 「滝」の語源である「たぎる」は水が気化することを表し、滝の美しさを示す。名所図会の「沸騰し、水玉がほとばしる」はまさにそれを言い当てており、聖地高野山を知り尽くした表現だ。それを踏まえると、高野四十八滝の集大成がこの滝ということになる。


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Profile     神奈木有紀(かんなぎゆき)
大阪市で広告ディレクターから2014年に独自理論による神奈木流体バランス法を作りセラピストに転身。
神奈木流の成果
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