春日参道の南側丘陵地一帯で
地形の変化に富んだ、
静かなたたずまいの景勝地。
重要文化財の円窓亭や片岡梅林、
鷺池の水面に映える浮見堂。
普段から訪れる人は少ないが
梅の時期は訪れる人も多いようです。
今年はコロナウィルスの影響で
外国人も少なく閑散としている
奈良公園も観光客より鹿の数が多いとか
国の毘沙門天を集めた展示会が
奈良国立博物館で開催されて
ご縁があり観覧させていただきましたが
ここにもコロナウィルスの影響で
その日の次の日、中止になりました。
こんな時季だからこそ
花を目でて、華を愛でると、
心も体も穏やかに過ごせます。
たとえ自身、あるいは知人が
ウィルスに侵されたとしても
心まで奪われないようにしたいですね。
円窓亭
まるまどてい
奈良公園内
この建物は、元は鎌倉時代に建立された神社建築である春日大社の「経蔵」を明治自体にこの地に移築(改造)してきたものとなっています。重要文化財にも指定されているその建築様式は、重厚なかやぶき屋根に、ぽっかりと開いた大きな丸い窓というあまり見たことのないようなものとなっており、なんだか漫画にでも出て来そうな、余り古さを感じさせないモダンな雰囲気すら感じさせる独特の風情を漂わしており、周囲の浮見堂とあわせ、奈良公園内のユニークな見どころの一つとなっています。ちなみに、夜間にはライトアップされ、闇夜に「丸い窓」が浮かび上がる姿は周辺の雰囲気と合わせ、実に幻想的な風景を生み出しています。
浮御堂
うきみどう
奈良公園内
奈良公園の南端、鷺池に浮かぶ六角形の緩やかな屋根の東屋です。
大正5年の建造で、その後平成6年に修理されたそうです。歴史的な建造物ではありませんが、周囲の景色に融け込んでいて、団体の観光客があまり来ないこともあり、ちょっとした穴場スポットになっています。
特に北岸に桜の木が集まっており、春はお花見で賑わいます。紅葉は桜紅葉のほか、橋を隔てた南東側の島にモミジが沢山あります。
夏の燈花会の会場にもなっていて、例年多くの人が押し寄せるため一方通行規制が行われる人気スポットです。季節や時間帯により、貸しボートで遊ぶこともできます。
若草山の山焼きは角度的に花火しか見えませんが、大文字の送り火は見ることができます。
洞水門
どうすいもん
奈良公園内
奈良公園の南端部、「浮見堂」で有名な「鷺池」のほとりにある小さな「音の鳴る仕掛け」です。
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Profile 神奈木有紀(かんなぎゆき)
大阪市で広告ディレクターから2014年に独自理論による神奈木流体バランス法を作りセラピストに転身。
神奈木流の成果
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