天の御柱と伝わる国生み神話の舞台。沼島、上立神岩/神奈木流 体バランス法 | 神奈木流 体バランス法

神奈木流 体バランス法

神奈木有紀(かんなぎゆき)大阪市で広告ディレクターから2014年に独自理論による神奈木流体バランス法を作りセラピストに転身。



沼島は、淡路島本島から
4kmしか離れていませんが、
日本中央構造線の大きな断層上に、
本島とは全く異なる
結晶片岩でできています。 
紀伊水道、大阪湾の沼島周辺は、
奇岩や岩礁があふれ
豊かな自然景観を望む島です。
島の南西半分は黒色千枚岩層、
北東半分は緑色片岩層、
北部は緑泥片岩が分布しています。












上立神岩は沼島の地質を
よく表わしている奇岩で、
30mの高さを誇り、
島のシンボルとして人々に
「立神さん」と呼ばれ  
親しまれています。

沼島の海岸線に見られる
くにうみ伝説の舞台を思わせる
奇岩や岩礁の象徴的な
存在となっている「上立神岩」は、
イザナギとイザナミが
オノコロ島に降り立ち、
巨大な柱の周囲をまわって
婚姻をおこなったという、
「天の御柱(あめのみはしら)」だ
ともいわれています。

日本書紀のくにうみな伝説では
伊弉冉尊が先に言葉を唱えたため
伊弉諾尊はこれを不服とし
やり直したと伝わっています。
くにうみでtake2あったとは驚きです。
因みに間違った1回目のいとなみで
蛭子さんが生まれたとされ、
蛭子さんが海に流されて
海老の巣を通り西宮に
辿りついたとされています。
日本のアダムとイブによる
男尊女卑で差別的な歴史の
始まりかもわかりませんね。





上立神岩
かみたてがみいわ
兵庫県南あわじ市沼島

「古事記」、「日本書紀」の神代巻、いわゆる“記紀神話”によると、天つ神がイザナギの命、イザナミの命の二神に神聖な沼矛(ぬぼこ)を授け、国造りを命じました。
 この二神は、まず、天の浮橋に立ち、授かった矛で、混沌とした世界をかき回しました。 潮をゴロゴロと鳴らし、引き上げた矛の先から、落ちた雫が固まって島となりました。
これがオノコロ島です。
この島にイザナギ・イザナミの二神が降り立って、夫婦の契りを結び、御柱と宮殿を建て、国土造成を されました。 
その舞台であるオノコロ島が、沼島となされています。
イザナギ・イザナミの二神が、周囲をまわり、夫婦の契りを結んだ天の御柱がこの上立神岩だといわれています。

イザナギ、イザナミの二神がおのころ島に降り立ちられ、イザナギが左より、イザナミが右より上立神岩の前にある「ゆるぎバエ」で夫婦になろうとしたところ、その営みの方法を知らなかったことに気づきました。するとどこからか二羽のセキレイが舞い降り、近くの岩にとまり尾をゆさぶって男神・女神に夫婦の道をさとしたというお話は今でも語り伝えられています。

日本書紀によると
伊弉諾尊と伊弉冉尊の二柱の神は、天浮橋の上に立ち相談した。「この下に、国があるはずだ。」と言って、天之瓊矛を指し下ろし国を探した。
するとそこに広大な海原があった。
そして、その矛の先から滴った潮が自然に固まり一つの島になった。これを名付けて「馭廬嶋」とした。

二柱の神はその島に降り、そこで結婚し新たに国を産もうとした。そこで馭廬嶋を国の中心である柱みはしらとして見立て、原理に従い、陽神は左から巡り、陰神は右から巡った。

ところが、国の柱を巡り同じ所で相対した時、陰神が先に唱えたのである。「ああ嬉しい、こんないい男に会えるとは」と。陽神はそれを悦ばず、「私が男だ。原理に従えば、まず私から唱えるべきであろう。女であるのになぜ先に言葉を発したのだ。この儀礼はもはや台無しになってしまった。改めて巡ろう。」と言った。

そこで、二柱の神はもう一度やり直し、国の柱を巡り、同じ所で相対した。そして、今度は陽神が先に唱え、「嬉しいことだ。このような可愛い女に会えるとは。」と言った。

そして陰神に「お前の身体にはどんなところがあるか。」と問うた。それに対し陰神は「私の身体には女の元となるところがある。」と答えた。陽神は「私の身体には男の元となるところがある。私の身体の元となるところを、お前の身体の元となるところに合わせよう。」と言った。ここで男と女が始めて交合し、夫婦となったのである。
(日本書紀)


立神岩は竜宮城の表門にあたると、江戸時代の百科事典「和漢三才図会」にも書かれており、その神秘的な姿は私たちを古代ロマンの世界へタイムスリップさせてくれそうです。

※和漢三才図会(わかんさんさいずえ)とは、1712年(正徳2年)頃出版された日本の百科事典です。いわば、絵入りの百科事典とでもいうもので、項目ごとに異なった執筆者により記事が執筆されています。


この「上立神岩」の中央部がハート型に窪んでいます。夫婦円満・恋愛成就のシンボルとしてブログなどでうわさされているようです。カップルも多数訪れています。

南あわじの鞘型褶曲
1億年前の地球のシワが残る
珍しい岩石です。 
平成6年(1994年)に発見され、
引き潮の時にしか姿を現しません。 
昔の地殻内部の動きがわかる
世界的にも貴重な岩石です。鞘型(さやがた)褶曲とは、断面が木の年輪のように楕円形状の模様を示しているもので、ある程度の区間が金太郎飴のように同じ形状を呈しています。
沼島には、猩々バエ、アミタテバエ、アミダバエや観音バエなど多くの奇岩が存在します。
バエとは「岩」を指すこの地方の言葉です。

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Profile     神奈木有紀(かんなぎゆき)
大阪市で広告ディレクターから2014年に独自理論による神奈木流体バランス法を作りセラピストに転身。
神奈木流の成果
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