神戸から車で約1時間
日々の忙しさを忘れて
長閑に流れる島時間に身を任せて
温暖な淡路島でゆっくりと
時間を過ごしたいと訪れました。
淡路島の橋を渡ってすぐの町、
岩屋には様々な伝承が残っています。
ここにはおのころの伝説、
神功皇后三韓征伐、
蛭子命の誕生の地など、
神話の舞台になった地が
半径300m圏内に点在する
大変重要な土地です。
絵島
えしま
淡路市岩屋字恵島
太古、イザナギ・イザナミの二神が、国づくりの最初に生まれた国が「オノコロ島」であり、淡路島を指すとされていますが、この絵島であるという説もあります。
島の頂上にある石塔は、平清盛の兵庫築造の祭に、人柱となった侍童、松王丸の菩提を弔うために建てられたものと伝えられています。
この島は、砂岩でできており、もとは陸つづきでしたが波の作用によって島となりました。
この自然が生み出した絵島は、周囲の山水との調和も見事で、特に夜景は「海に浮かぶ光の舞台」として、神秘的な姿で人々を魅了します。
島の美しさは万葉の昔から歌い詠まれ、多くの人々に愛されています。
岩屋漁港にある「絵島」は、別名「おのころ島」と呼ばれる。古事記、日本書紀の国生み神話に 登場する「おのころ島」は伊弉諾尊と伊弉冉尊の二神が天の浮橋の上に立ち、「天の沼矛」(ぬぼこ)で青海原をかきまわし、その矛先からしたたり落ちたしずくが凝り固ってできた島のことで、この島こそが日本最初の国土とされています。
おのころ島には諸説あり、淡路島内だけでも「おのころ島」伝説がつたわる場所はいくつかあるが、ここ絵島もそういったおのころ島伝承地の一つである。
「絵島」は、昔から月見の名称として名高く「平家物語」の「月見の巻」にも登場しております。
地質学的に珍しい約 3千5百万年前(古第三紀始新世)の岩屋累層 砂岩層が露出した小島で、岩肌の侵食模様が特徴的です。
また、絵島の頂には、平清盛が大輪田の泊(神戸市兵庫区)を築造する際、淡路島、絵島の美しさについて松王丸とよく語り合ったことを 思い出し、港の見える絵島の上に清盛が心を込めて人柱となった松王丸 (平清盛の小姓)を祀ったといわれています。
絵島は、その美しさから古来より多くの人々を魅了し、現在でも絵島は淡路島の誇る景勝地 として知られており、夜間にライトアップされた姿も美しいです。
「千鳥なく 絵島の浦に すむ月を 波にうつして 見るこよいかな」(西行法師)
石屋神社
いわやじんじゃ
兵庫県淡路市岩屋字明神
主祭神
國常立尊・伊弉諾尊・伊弉冉尊
創祀年代は不詳。天地大明神とも、岩屋明神、絵島明神とも呼ばれた神社。
神功皇后三韓征伐のおり、対岸の明石垂水の浜で風波にあわれ、渡海に難渋し、風待ちのため、岩屋に着岸。三対山上の石屋明神に参拝し、戦勝を祈願され、「いざなぎやいざなみ渡る春の日にいかに石屋の神ならば神」と詠じ給うと、風波が止み、海上は静まったという。
もとの鎮座地は、現在地の300m北にある三対山(城山)で、後土御門天皇の御代、大内義興による築城の際に、現在地に遷座させられた。
絵島明神の絵島とは、三対山の麓、岩屋港にある小島の名前。三対山の北側には伊弉諾尊がかくれ給うた幽宮であると伝承される洞窟、岩樟神社があります。
岩樟神社
いわくすじんじゃ
兵庫県淡路市岩屋
御祭神
伊耶那岐命 伊耶那美 蛭子命
淡路島の北端、岩屋港の向かいの恵比須神社奥、岩屋城跡がある城山の崖下の洞窟に祀られた神社。イザナギ・イザナミの二柱の神の間に最初に生まれた、蛭子命(ひるこのみこと)。
エビス様蛭子命は、体がうまくできあがっていなかったために、葦舟にのせられて流されてしまったという神様です。その舟が流れ着いた場所が神戸の「西宮のエビスさん」、つまり西宮神社であり、 西宮のエビスさんの本家は岩屋であるという伝説があります。
また地元では、この洞窟はイザナギ尊のかくれられた幽宮(かくりのみや)であるとも伝えられています。洞窟には、古の祭壇の趾があり、ここは、現在でも祭器や御神体等の古びた物の納受場所になっています。
********************
Profile 神奈木有紀(かんなぎゆき)
大阪市で広告ディレクターから2014年に独自理論による神奈木流体バランス法を作りセラピストに転身。
神奈木流の成果
********************
元気に自然に、ノーファンデ宣言。
ほぐし処ケイ・スリー
公式ホームページ