瀬織津姫命を始め、祓戸の四神を祀る佐久奈度神社/神奈木流 体バランス法 | 神奈木流 体バランス法

神奈木流 体バランス法

神奈木有紀(かんなぎゆき)大阪市で広告ディレクターから2014年に独自理論による神奈木流体バランス法を作りセラピストに転身。

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水に流して、大海原で清め
神聖な息吹で、人々を元気にする。
そんなお祓いの神を祀る
佐久奈度神社
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境内から瀬田川や
立木観音のある山々を望む
豊かな自然に囲まれたその背景に
穏やかな氣を感じることができます。

自身の些細な穢れをも
優しく綺麗に癒してくれる
そんな気持ちにもなれる。

古事記などに記載の無い神でありながら
お祓いの神としてしっかりとしたその存在感
瀬織津姫命の数々の謎とロマンを求めて
この神社を訪ねてきました。
その奥ゆかしさは人々に本当の癒しを
教えてくれるような気がします。
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佐久奈度神社
さくなどじんじゃ
滋賀県大津市大石中町に鎮座

主祭神
瀬織津姫命
速秋津姫命
気吹戸主命
速佐須良姫命

天智天皇8年(669年)勅願により、中臣金が祓戸の神を祀ったのが創始である。以来、七瀬の祓い所の一つとして重んぜられ、仁寿元年(851年)名神に列し、貞観元年(859年)には従五位上の神階を賜り、名神大社として延喜の制に定められるなど当地方の名社であった。

明治9年(1876年)に村社に列格し、同41年神饌幣帛料供進社の指定を受け、大正10年(1921年)には県社に昇格した。

神道は、「祓いに始まり、祓いに終わる。」と言われその祓いと禊を司る「祓戸の大神」を祭る総本宮が佐久奈度神社となります。

『倭姫命世紀』には、日本の代表的な神社である伊勢神宮に祓戸の大神のうち三神が祭られているという伝承が載せられています。

瀬織津姫命
伊勢神宮内宮・荒祭官
(天照大神の荒魂として祭る)

速秋津姫命
伊勢神宮内宮・滝沢宮並宮

気吹戸主命
伊勢神宮外宮・多賀宮
(豊受大神の荒魂として祭る)
伊勢神宮に行かれた際にはご参拝されるとよいでしょう。

遠佐須良姫命
出雲大社と熊野本宮


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遺れる罪は不在と、祓ひ賜ひ、清め賜ふ事を、
高山の末、短山の末より、佐久那太理に落瀧つ速川の瀬に坐す「瀬織津姫尊」(せおりつひめ)といふ神、大海原に持出なん。

如此持出なは、荒塩の塩の八百道の八塩道の、塩の八百会に坐す「速秋津姫尊」といふ神、持可可呑てむ。

如此可可呑ては、気吹戸に坐す「気吹戸主尊」といふ神、気吹放てむ。

如此気吹放ては、根国底国に坐す「速佐須良姫尊」といふ神、持佐須良比失てむ。

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残っている罪はないようにと、天津神・国津神の祓へ給い清め給う事を、
高山・低山の麓から渓流となって激しく流れ落ちる急流の瀬におられる「瀬織津姫尊」という神が、その霊力で大海原に持ち出してくださるであろう。
このように大海原に持ち出されたなら、荒海の多くの潮流が集い渦巻くあたりにおられる「速秋津姫尊」という神が、その罪を呑み干してしまわれるであろう。
このように罪穢れを飲み干されると、息吹の根源におられる「気吹戸主尊」という神が、根の国・底の国(黄泉国)に吹き放ってくださるであろう。
このように吹き放ってしまえば、根の国・底の国におられる「速佐須良姫尊」という神が受けとって流離い(さすらい)、消滅してくださるだろう。
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瀬織津姫命
神道の最高祝詞である「大祓詞」には「高山の末短山の末より、さくなだりに落ちたぎつ速川の瀬に坐す瀬織津姫という神、大海原に持ち出でなむ。」とあります。
勢いよく流れ下る川の力によって人々や社会の罪穢れを大海原に押し流してしま う、川に宿る大自然神であることがわかります。
人々が犯した罪穢れを剥ぎ取り、生まれたままの姿に戻す神であるともいえます。 水に流すってここからきたのでは?って推測できます。

速秋津姫命
イザナギノ尊のミソギで生まれた神が「伊豆能荒神(いずのめのかみ)」で、罪穢れを清める神とされます。この神が速秋津姫尊です。
 海の神である早秋津姫尊が、大海に流れ出た罪穣れを勢いよく呑み込んでしまいます。「アキツ」は「明津」で、禊によって速やかに明く清まるの意とする解釈もあるようです。


気吹戸主命
日本の神話には完全な悪は存在しません。かわりに「禍」とか「邪」という言い方をします。本来はまっすぐだったものが、途中で悪い方向に曲がることがあります。
この神はこのような曲がった状態をまっすぐにして、本来の姿に戻す働きをする神です。
早秋津姫尊が海に呑み込んだ罪穢れを風の神である息吹戸主尊が、根の国底の国(地底)に吹き放ちます。

遠佐須良姫命
「大祓詞」には「かく気吹き放ちては、根の国底の国に坐す速佐須良比売という神持ちさすらい失いてむ」とあり、気吹戸主尊によって気吹き放たれた罪穢れが根の国底の国に住む葉や遠佐須良姫尊により浄化され消滅し、大祓詞の最後にある「罪という罪はあらじ」という状態になります。
根の国底の国は出雲や熊野を表します。つまりその名から遠くの須佐の子にあたるのでは?と推測できます。


禍事【まがごと】と罪【つみ】、穢れ【けがれ】を祓ってくださる祓いと禊ぎ【みそぎ】をつかさどる神々です。 
 祓戸の大神のうち三神が生命を育む女神であり、川は飲み水、海は生命の根源として、また、呼吸は人間に不可欠なものであり、霊界はこの世を裏で支える存在として、それぞれが私たちにとって大切なものなのです。まさしく人間だけでなく、地球上の生命にとっても根源的なご神徳を備えた神々が祓戸の大神です。
 祓戸の大神のつかさどる禊は「身削ぎ」で御魂の垢を削ぐことです。いわば、自分の我欲の心から出た垢を削ぎ落とすのが、禊となります。


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Profile     神奈木有紀(かんなぎゆき)
大阪市で広告ディレクターから2014年に独自理論による神奈木流体バランス法を作りセラピストに転身。

神奈木流の成果
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