グロッシーIAEA事務局長「水産物も問題ない」「(野党を)説得はしない。説明するだけだ」「北朝鮮の核をもっと心配すべきでは」
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    2023年7月9日 尹政権の大冒険 シンシアリーのブログ, 韓国情報 0件

訪韓中のラファエル・グロッシーIAEA事務局長が、韓国で「言うべきこと」を言い続けています。特に野党に対し、「政治において葛藤が必要な要素だとしても、どうせ政権交代になれば(政府として)IAEAとも相手(ディール・ウィズ)することになるでしょう」「野党を説得する計画も権限もありません。私は『説明』します」と話すなど、ぶれないスタンスを示しています(中央日報)。各メディアは、グロッシー氏の発言を紹介するだけの記事もありますが、多くのメディアは「なんで記者会見をしないのか」「局長としてもっとちゃんと話し合うべきではないのか」という記事を載せています。

記者会見しないのは、入国時にあんなことがあったから、ではないでしょうか。話し合うといっても、結局は「どこかで妥協する余地」を要求しているだけでしょう。局長は「ありのままの結果を説明する」ために来たものですから、こちらもズレています。時事ジャーナルと韓国日報によると、グロッシー氏は「北朝鮮の核についてもっと心配したほうがいいのでは」「『水』に問題がないとなると、水産物にも問題は無い」「日本は、基準を守っているのか調べてくれとIAEAに要請したのだ。これは世界的に良い前例になるだろう」などと話しました。以下、各紙から該当部分を<<~>>で引用してみます。

 
IAEA事務総長、野疑惑提起に… 「執権してもIAEA相手はしないのか」

https://v.daum.net/v/20230708134809262

パク・ヒョンジュ、カン・テファ入力 2023. 7. 8. 13:48

<・・ラファエル・グロッシー(62)国際原子力機関(IAEA)事務総長は8日「葛藤は政治の重要な要素であることをよく知っているが、韓国の野党ももし政権を占めるなら、IAEAと相手(deal with)しなければならないのではないか」と述べた。 「私は野党を説得(convince)する権限も計画もないが、福島問題に関してIAEAが下した結論について野党に説明(explain)する計画」と話した。


日本の福島原発汚染水放流が「韓国に有意な影響を及ぼさない」という科学的検証結果にもかかわらず、無条件の反対主張を広げているとともに民主党に対するIAEA事務総長の公式立場だ。 グロシ事務総長は9日、民主党が要求した面談に直接応じる計画だ。

グロシ事務総長はこの日、ソウルのあるホテルで行った中央日報とのインタビューで「科学的」、「検証」という言葉を繰り返した。 彼は「正当な懸念は無視できず、いつでも提起しなければならない」としながらも「政治的意図があれば他の話」と強調したりもした。・・>

Q:前日、空港でデモ隊のために入国場を出るのに2時間以上かかり、今日のホテル前にも市民団体が集まっている。
A:「まあ、正直なところ良くなかった。 もちろん、福島問題が韓国にとても敏感な問題であることをよく知っている。 特に民主主義国家である韓国では当然人々が各自の意見を表出できる。 私は(議論に)隠すか、または意見を無視するつもりはありません。 むしろ互いに尊重する中で良い会話をしなければならないと信じている。 (野党が主張する)疑問が何であれ、共に掘り下げて答えを見つけるために努力しなければならない。


ラファエル・グロッシー国際原子力機関(IAEA)事務総長が入国した7日、金浦空港国際線入国場付近で市民団体がグロッシ事務総長の訪韓に反対する姿。 連合ニュース。

Q:実際韓国で福島問題はかなり政治化されている。 野党をどのように説得(convince)する計画か。
A:「私は野党を説得する権利も計画もない。 IAEAが何をしていて、特定の結論に至ったのかを説明(explain)する計画だ。 野党も疑問を示し、議題も提案できるだろう。 しかし、野党も執権を望んでおり、その時は野党もIAEAを自ら相手しなければならないことを知っていると思う。 韓国はIAEAの重要な加盟国である。 (執権を望む)野党もIAEAがとても重要な機構であり、どのように働くかをよく知っているだろう。

Q:野党の他に韓国内の市民団体に会う意向もあるのか。
A:「誰とも会える。 お互いを尊重する会話ならいつも開いている。 もちろん侮辱やお互いに向けた不当な誹謗は容認しないだろうが、正当な懸念と疑問を持ったすべての方々とは対話するのが私の責務だと思う。

Q:IAEAの最終報告書への疑問はどのように解消するか?
A:「IAEAは放流計画を評価してほしいという日本から「学校宿題」を受けた学生と同じだった。 日本はすでに海上放流決定を下した状態だった。 宿題を受けた我々は、日本の計画を科学的分析に基づいて慎重に評価した。 ここにとどまらず、実際の放流以降発生することについても現場に常駐しながら数十年間検証する計画だ。 最後の一滴まで「安全に」放流されるまでIAEAが一緒にする」


ラファエル・グロッシー(62) IAEA(国際原子力機構)事務総長が8日、ソウル市内のホテルで中央日報とインタビューする姿。 キム・ジョンホ記者。


グロッシ事務総長は去る4日、日本を訪問してIAEAの最終報告書を岸田文雄日本首相に伝達した後、3泊4日の日程を終えて直ちに訪韓した。 福島汚染水問題と関連して、IAEAが韓国内世論の動きを重要に考えているという意味だ。

Q:韓国を訪日後、最初の訪問国に挙げた背景が気になる。
A:「昨年12月に訪韓してユン・ソクヨル大統領に会い、去る5月にはハン・ドクス首相が最終報告書発表後「最も早い日に訪問してほしい」と招待した。 特に韓国では福島に関連する問題が非常に多くの関心を受けていることをよく知っている。 韓国に直接来て、韓国人と話すことが私にとっては非常に重要な責務だと思う。

Q:日本の隣接国である韓国内世論が重要だという意味と解釈される。
A:「韓国は日本の重要な隣国だ。 また、IAEAの重要なパートナー国であり、原子力エネルギー強国だ。 このような韓国で福島問題に対する非常に明確な懸念を持っているという点を考慮した時、私が韓国に直接来て、懸念を直接聴取しなければならないと考えた。 特に疑問を持った方に会って最善を尽くして説明し、建設的意見交流がなされてほしい」
グロッシ事務総長は急速に高度化している北朝鮮の核開発について大きな懸念を示した。 特に「北朝鮮が誤判定して核を使うこともあるだろう」という懸念を示した。


Q:北核と関連した懸念的な兆候が続いている。
A:「北朝鮮は核実験のためのすべての準備がすでに終わっている。 IAEAはすでに2009年に北朝鮮から撤収するしかなかったが、衛星写真や情報源などを通じて北朝鮮内部で起きていることを把握している。 最近捕捉された動向は、北朝鮮の核兵器プログラムが途方もない(massive)水準に拡大されたという点だ。 私はいつも「役割をする準備ができている」という言葉を繰り返している。 私たちは北朝鮮の「誤判」を防げなければならないが、北朝鮮の完全な孤立はとても危険な状況だ」
グロッシ事務総長は、アルゼンチン出身で1957年に設立されたIAEAの第6事務総長を務めている。 2019年2月に任期を開始した後、去る3月に再任命され、任期が2027年12月まで延長された。 過去のNATO(NATO・北大西洋条約機構)大使などを歴任し、2002~2007年には化学兵器禁止機構(OPCW)事務総長の資格で北朝鮮の核施設を見回した経験がある。 2014~2016年には核供給国グループ(NSG)議長として活動した。

グロッシュ総長はこの日のインタビューを終え、「韓国はIAEAの非常に重要な加盟国であり、韓国メディアにもいつも会話の扉が開かれている」とし「いつでもIAEA本部が位置するオーストリアのビンを訪問してほしい」と要請した。

(中央日報)カン・テファ記者 thkang@joongang.co.kr

 


IAEA事務総長「私は汚染水で水泳も可能…」 韓国、北朝鮮の核をもっと心配しなければならない」

https://v.daum.net/v/20230708163804774

区民主記者入力 2023. 7. 8. 16:38
市民団体抗議の中に入国… 国内インタビューで「汚染水の安全性」を重ね強調
「報告書、日本偏向じゃない」 「不良検証」指摘には「全コンテナ調査は必要ない」

(時事ジャーナル=区民主記者)

<・・ラファエル・グロッシー国際原子力機関(IAEA)事務総長が前日に訪れた後、複数の国内メディアとインタビューを行い、日本の福島原発汚染水の安全性を重ね強調した。 彼は「私も汚染水を飲むことができ、その中で水泳もできる」とし「福島より北朝鮮の核問題をもっと心配しなければならない時」と強調した。

グロッシュ総長は8日、朝鮮日報とのインタビューで「福島汚染水を飲んで安全性を証明するという(韓国の)政治家がいるが、それほど安全なのか?」という質問に「当然」と断言した。

彼はテーブルの上に置かれた水を指して「そこにも三重水素が入っている」とし「(汚染水に含まれる三重水素は)すべての国際的な基準以下」と強調した。 一方、「福島で放流される水と似た水は(すでに)今も韓国・中国・カナダ・フランスなど世界のすべての原子炉で毎日海に流れている」とし「いずれも国際基準に適合する水準だから誰も気にしないこと 「と付け加えた。

グロッシュ総長は引き続き「福島より北核問題をもっと心配しなければならない」と話した。 彼は「北朝鮮の核開発は安全に対する統制がない状態」とし「多分今最も緊急の問題はこれ」と強調した。・・>

これに先立ち4日、IAEAは日本政府の汚染水放流計画が「IAEAの安全基準に適合する」という内容の最終報告書を公開した。 IAEAは報告書発表直後、周辺国の説得に乗り出している。 グロッシュ総長は4日訪日したのに続き、前日から来る9日まで2泊3日の日程で韓国を訪れた。

一方、グロッシ総長は、IAEA総合報告書を作成する過程で、国際専門家の間に異見があったというロイター通信の報道に対して「異見がなかった」と一蹴した。

彼はこの日、連合ニュースとのインタビューで「(報告書に参加した)どの専門家もその内容に同意しないと私に言わなかった」とこのように明らかにした。

そして「今回の報告書はIAEAの最終的で総合的な報告書だ」とし「ある専門家が別の意見を持ったと報じられたのを見たが、それが何の意味なのか全く分からない。 「と付け加えた。

彼は、IAEA報告書が日本の要請で作成されて偏向されたのではないかという指摘にも強く否定し、「日本は、自分たちの処理手続きが国際安全規範に合うかどうか見てほしいとIAEAに要請したものであり、これはむしろ良い先例になることができる」と強調した。 。

福島原発で確保した2次、3次サンプルを分析する前に最終報告書が出て「不良検証」という批判を受けたことについても、彼は「放流計画を評価するためにすべてのコンテナを調査する必要はない」とし「放流計画 を評価するのに必要なサンプルだけを分析すればよい」と説明した。

 


ラファエル・グロッシー国際原子力機関(IAEA)事務総長が7日夕方、ソウル江西区金浦空港国際線に到着し、市民団体の抗議を避け、他の場所に移動している。 ⓒヨンハップニュース

グロッシュ総長は前日の夜帰国当時、仁川空港で対抗した国内市民団体の反対デモと関連しては「民主主義過程の一部」とし「私がここに来たことも多くの人々が持っている懸念を払拭させるためのもの」と話した。

ただ、中央日報とのインタビューでは「(反対デモで2時間ほど空港に足が縛られたことに対して)正直良くなかった」と不便な内色を見せた。 彼は「もちろん、この問題が韓国にとても敏感な問題であることをよく知っている」としながら「私は(論争に)隠れたり、意見を無視するつもりは全くない。むしろ互いに尊重する中で良い対話をしなければならないと信じている」と話した。

グロッシュ総長は9日、民主党関係者に会う予定だ。 民主党は彼に汚染水放流に関する懸念を伝え、「日本の放流計画が国際的基準に適合する」というIAEA報告書についての内容も指摘する方針だ。

(時事ジャーナル)Copyright ⓒ プレビュージャーナル(http://www.sisajournal.com)

 

IAEA事務総長「放流水問題ないと水産物汚染もない」

https://v.daum.net/v/20230708133208123

イ・ヒョンジュ入力 2023. 7. 8. 13:32 修正
ラファエル・グロッシュIAEA事務総長インタビュー

日本の福島原発汚染水海洋放流関連最終報告書を発表した後、訪韓した<・・ラファエル・グロッシ国際原子力機関(IAEA)事務総長が8日、韓国日報に「水(汚染水)が安全に処理され放流されれば、福島産水産物も汚染 されないだろう」という立場を明らかにした。・・>

日本訪問日程を終えた後、前日入国したグロッシ事務総長はこの日、ソウル市内のホテルでの本報とのインタビューで「(福島原発事故以降)、福島海域の水産物と海底堆積物の点検は長期間進んできた」とし、 「ごくまれに沖合に生息するいくつかの種類の魚類で高い放射能値が検出されたが、水が安全に処理され放流されると(水産物)汚染もないだろう」と力強く語った。 グロッシュ事務総長はインタビューを通して汚染水を「水」と称した。

<・・グロシ事務総長は、汚染水放流自体に反対している福島漁民の声も汚染水の安全問題とは無関係だと説明した。 彼は「日本で福島漁業協会とも出会った。漁民たちが心配するのは「科学」(Science)ではなく「評判」(reputation)だと語った。 日本の漁民たちは安全性の有無を科学的に問いかけようとするのではなく、汚染水のため福島産の水産物が「汚名を使うか見て」懸念する(誤解されるのを懸念している)という意味だ。・・>


ラファエル・グロッシーIAEA事務総長が日本に滞在した5日、福島原子力発電所を訪れ、汚染水槽で育つ魚に飼料を与えている。 前日、彼は日本政府の汚染水海洋放流計画が国際安全基準に準拠するという内容を盛り込んだ総合報告書を待って文尾首相に伝えた。 福島AP=連合ニュース

IAEAが日本政府の汚染水海洋放流計画に対して特別な代替案を提示せず、そのまま計画を'承認'してくれたという批判が少なくない。 これに対してグロッシュ総長は「IAEAは水処理方法を勧告しない」という立場を重ねて強調した。 彼は「水の処理方法には5つの方法があるが、日本政府が海洋放流を選択した」とし、「我々は彼らの(汚染水の安全性に関する)分析が国際規範に従うかどうかを評価する」と説明した。

去る4日、IAEAが最終報告書を発表した後、2、3次試料(K4以外の貯蔵タンク、海洋生物と堆積物など)分析結果などが盛り込まれなかったという議論が起きた。 これに対してもグロッシュ総長は「報告書は水を処理するシステムがどのように動作するかを分析するためのものであり、私たち(IAEA)が可能なすべてについてチェックしなければならないわけではない」と線を引いた。


IAEAが福島原発汚染水放流に関連して中立的な立場を持っていないという一角の主張をグロッシ総長は積極的に反論した。 IAEAを原子力利用を促す利益団体とみる見方もあるという指摘に、彼は「(そのような主張をする)人々は原子力を好まない人たち」とカットしている。 続いて「IAEAの任務の一つが核の安全な利用をチェックすることであり、二酸化炭素を排出しない原子力エネルギー利用は気候変動を解決する方法になることができる」と付け加えた。


イ・ジェミョン代表をはじめとする民主党議員たちと支持者たちが7日、ソウル汝矣島(ヨイド)国会本庁階段でユン・ソクヨル政権汚染水投機反対促決決議大会を開き救援を叫んでいる。 ニューシス

グロシー総長はこの日午後、ユ・グクヒ原子力安全委員長、朴ジン外交部長官と面談をした後、9日には福島汚染水放流に反対するとともに民主党とも会う予定だ。 彼は「放流を心配する人々に会うことは非常に重要なことだ」としながら「私が彼らを説得できるかどうかは分からないが、どんな質問でも全部受け取り、開かれた姿勢で取り組む」と強調した。

(韓国日報)イ・ヒョンジュ記者 memory@hankookilbo.com

 


IAEA総合報告書を作成する過程で、国際専門家の間に異見があったという報道(ロイター通信)があったそうですが、グロッシー事務局長は「何を言っているのかわからない。異見がなかった」とも話しました(時事ジャーナルの記事にて)。

 

 

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