日韓通貨スワップ、(多少の)詳細・・期間は3年、「100億ドル」と「ドル」にしたのは「2015年にもそうだったから」など
https://sincereleeblog.com/2023/06/29/ghost-swapper/
    2023年6月29日 尹政権の大冒険 シンシアリーのブログ, 韓国情報 0件

ただいま、帰ってきました。寝ようと思ったけど通貨スワップが気になって、更新します。申し訳ございませんが、これを明日(30日)の朝の更新だと思ってください。多分、明日の午前はちゃんと更新できないと思います。まず「京郷新聞」と「韓国日報」から、いくつか詳細が出てきたので部分引用して、それから私見を綴ってみたいと思います。結論から書きますと、枠は100億ドル。一時700億ドルまで膨れ上がっていたため、金額としては少ない方です。

期間は3年。詳しくいつから数えて3年なのかは分かりませんが、ちょうどユン政権が終わる頃になりますが、何か関係があるのでしょうか。そして、今回は「ドル」を貸すことになっていて、一部のメディアが凄いことだと報じていますが、韓国日報によると「100億ドルにしたのも、全額ドルにしたのも、2015年(協定が延長せず終了した時点)にそうだったから、復元するという意味でそうした」ものだそうです。ただ、韓国日報は「期間は延長すればいいし金額は増やせる」としています。以下、各紙、<<~>>が引用部分となります。

 

 

まだ一度も書いたことはありませんが…アメリカに代わるドル調達窓口を確保

https://v.daum.net/v/20230629200036502

クォン・ギョンソン入力 2023. 6. 29. 20:00

 

[日韓通貨スワップ復元Q&A]
日は美と無制限のドル交換
規模よりも締結自体の意味


チュ・ギョンホ(右)副首相兼企画財政部長官が29日、日本東京財務省で韓日財務長官会議をするために鈴木俊一日本財務長官に会って握手している。 東京=ロイター連合ニュース

2015年中断以後空白期前でも韓日通貨スワップが実際に稼働したことはない。 世界2位の外国為替保有国である日本はもちろん、世界9位の韓国が持っているドルも十分だというのが政府の話だ。 だが昨年一触即発経済危機を経験してすぐに急いでいなくても米国との外国為替リンクを作っておく必要があるという声が大きくなった。 通貨スワップ締結国の拡大に米国が消極的であるため、日本は米国の代案になることができる。 米国に代わるドル化調達窓口を確保したというのが日本と結んだ今回の契約の核心意味だ。

8年ぶりに復元された韓日通貨スワップと関連して起こるような疑問を問答でまとめた。

-通話スワップとは何か。

「定められた限度額の中で随時必要なお金を借りて使えるように設計されたローン商品が「マイナス通帳」だ。国家間契約で行われる通貨スワップがこれに似ている。 通貨を早く入手できるように、あらかじめ限度と期間、為替レートを設定して該当通貨国と契約を結んでおくことだ。

-日韓通貨スワップ締結の背景は。

「韓国の立場ですぐに円が急ではない。 2015年2月以降、中断状態だった通貨スワップ再開だったというのが政府の説明だ。

- なぜ自国通貨と米ドルを変える方法を選んだのか。

現在、韓国がドルが足りない国ではない。 だ。

 

<・・不安定さを増すばかりの世界経済状況を勘案する際、安全装置を多く用意しておくのはいいことだ。昨年末、ドルの安定的な調達のための韓米通貨スワップの必要性を取り上げる専門家がかなり多くなった。日本は欧州連合(EU)・スイス・イギリス・カナダとともに、米中央銀行連邦準備制度(Fed)が無制限・無期限常設通貨スワップを締結している5カ国の一つだ。 韓米通貨スワップが無い状況で、市場を安心させられる代替の心理的安全装置ができるわけだ。・・>

-100億ドルの限度はあまり少ないのではないか。


<・・(※100億ドル限度はあまりにも少ないのではないか、という内容で)。

 

「8年前の満了時に契約金額が100億ドルだったため、象徴的措置として同じ規模で合意した」と政府は言う。今回、全額ドルベースの方式に合意したのも、終了当時の方式がそうだったからだ。

規模が大きくなる可能性は開かれている。欧州財政危機だった2011年10月には700億ドル(ウォン・円とドル間交換400億ドル、ウォン・円間交換300億ドル)まで限度が増えたことがある。政府は韓日関係改善のシグナルだけでも外国為替・金融市場全般に肯定的な影響を及ぼすと期待している。・・>

(韓国日報)世宗=クォン・ギョンソン記者 ficciones@hankookilbo.com
 

この部分だけ京郷新聞ですが、

 
韓日「100億ドル」通貨スワップ合意

https://v.daum.net/v/20230629212543163

イ・ホジュン・バン・ギウン記者入力 2023. 6. 29. 21:25

 

契約終了8年ぶりに再開… 期限「3年」、連続性がカギ

韓国と日本が通貨スワップ再開に合意した。 非常時に自国通貨であるウォン・円を与えれば、相手国からドルを受け取る方式で規模は総100億ドルだ。 2015年の韓日関係の悪化により、最後の通貨スワップ契約が終了してから8年ぶりだ。

企画財政部はチュ・ギョンホ副首相兼基金部長官が29日、日本財務省で鈴木俊一財務長官と「第8次韓日財務長官会議」を行い、このような内容の韓日通貨スワップ再開に合意したと明らかにした。

通貨スワップは、外国為替危機のような危機状況に備えて外貨を即時に融通できるように他の国々と事前に締結する国家間契約だ。 今回合意された締結規模は100億ドルで、韓国や日本が自国通貨を預ければ、決まった為替レートでドルを借りることができる。

100億ドルは2011年、欧州財政危機に対応して700億ドルまで増やした終戦韓日通貨スワップに比べて規模が大きくない。 <<・・韓日両国は2001年に20億ドルの通貨スワップを初めて締結した後、2005年規模を130億ドルまで増やした。2008年の金融危機当時は合計300億ドルに通貨スワップ規模を拡大した。2011年には300億ドル相当の円と400億ドルなど合計700億ドルを調達できる通貨スワップを締結した。・・>

しかし、2012年の李明博当時の大統領の独島訪問と「日王りんご(謝罪)要求」の発言などで韓日関係が悪化し、その年10月の満期通貨スワップ量を皮切りに順次終了し、2015年2月に最終終了した。 以後、韓国政府は韓日通貨スワップ再締結を推進してきたが、日本側が応じなかったことが分かった。 今回の契約期間は3年で、今年締結時に2025年まで維持されるが、連続性がカギだという指摘が出ている。

イ・ホジュン・バン・ギウン記者 hjlee@kyunghyang.com

 

、とのことです。

 

初めては20億ドルだったわけですね。これは知りませんでした。と、それはともかくして、私見ですが・・率直に言って、「残念です」。協定というのは、延長せずに終了させるのはそう簡単ではありません。再開というのは簡単かもしれませんが、これでまたしばらくは続くでしょう。真っ先に考えるべきは、「日本にとってどういう得があるのか」です。

ですが、それが思いつきません。韓国には明らかな利点があります。日本という名は、国際金融においてその安心感はとてつもなく大きいですから。実際に通貨スワップ枠を使うのかどうか、そういうものとは別の話です。こういう「安全装置」が何より重要な部門ですから、金融というのは。でも、日本にとってはなにがあるのでしょうか。引用はしませんがYTNなど一部のメディアは「日本としては、円安対策になる」と言っていますが、はたしてそうでしょうか。個人的に、それはほぼ無い(ほとんど影響ない)と思います。

それに、韓国側のメディアが「なぜ2015年に日韓通貨スワップが延長されなかったのか」の理由としてよく取り上げるのが、あの『像』です。岸田総理としては、2015年12月の合意で解決したからいいじゃないかというスタンスかもしれません。しかし、あの像はまだあるし、ユン政権はそれに対して何も新しい動きを見せていません。協定再開において詳しくどんな話をしたのか、そこまでは分かりませんが・・こういうのがまだまだ現在進行中なのに、それを「解決したからね」としてそのまま蓋をするのは、どうかなと思います。要するに、「そもそも、なんで協定を終了したのかそれを忘れていないか」、と。

 

 

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