韓国5大銀行、「損失可能性あり」与信が160兆円・・全体貸出金額を上回る
https://sincereleeblog.com/2023/06/26/plan-for-enter-or-leave/
    2023年6月26日 2023年6月26日 尹政権の大冒険 シンシアリーのブログ, 韓国情報 0件

中央銀行の(思わしくない意味での)家計債務関連報告書が出たこともあり、2~3日前から関連記事が大幅に増えました。また、しばらくは「量」では減少していた家計債務が、再び増加に転じたというニュース、及び、若い人たちの不動産投資などがまた増えてきたというニュースもあり、各メディアもさすがに「あきれた」な論調の記事を載せたりしています。たとえば、今朝の韓国日報は、「債務というのがどれだけおそろしいものなのか、本当に知らないのか」という題の記事を載せたりしました。

9月~10月から、新型コロナ対策として猶予されてきた自営業者の元利金返済も再開されるので、いろいろと債務がどうとかローンがどうとか、そんな記事であふれる、そんなところです。もうこれが「普通」な気もしますが。そんな中、いつも「出入り案」と変換されて手数が増える「デイリアン」というメディアが、「全体規模で見るのもいいけど、リスクがある分について調べたほうがよくね?」という趣旨の記事を載せました。日本とは用語の使い方が異なるかもしれませんが、記事は「信用リスク・エクスポージャー」を「取引相手の信用度の下落や債務不履行などによる損失のリスクにさらされた金額」とし、その分に注目しました。

韓国で5大銀行とされる大手、NH(農協)、KB(国民銀行)、新韓(シンハン)銀行、ハナ銀行、ウリ銀行の5行だけで、その金額は1600兆ウォン。最大値としての計算ではありますが、5大銀行が貸し出した金額(外貨貸出は除く)の総額が1400兆ウォンなので、貸し出した全額より信用リスク・エクスポージャーの分がもっと大きい、とのことでして。しかも、急増中である、と。ちなみに去年12月23日に本ブログでも取り上げたことがありますが、不動産関連で金融リスク・エクスポージャーを調べたところ、「不動産金融エクスポージャーが2696兆6000億ウォンで、名目国内総生産GDPの125.9%を記録した」との記事もありました。なんか、数値が大きすぎで、逆に緊張感が伝わりづらい気もしますが・・以下、<<~>>で引用してみます。

 
5大銀行融資潜在リスク1600兆… 負債リスクが重

https://v.daum.net/v/20230619060211113

キム・ヒョスク入力 2023. 6. 19. 06:02

 

2019年以降250兆急増
実際の女神より200兆多い
夢の台は家計の借金… 雪の仮想


5大銀行の看板。 ⓒヨンハップニュース

国内5大銀行融資で浮かぶ可能性のある最大潜在リスクが1600兆ウォンを超えたことが分かった。 新種コロナウイルス感染症(コロナ19)事態以後、250兆ウォン近くが吹いたことで、これは実際の融資規模を200兆ウォン近く上回る水準だ。
<・・国内5大銀行の融資で発生しうる最大潜在リスクが1600兆ウォンを超えたことが分かった。 新型コロナ事態以後、250兆ウォン近くが増えており、これは実際の融資規模を200兆ウォン近く上回る水準だ。

借主の返済余力まで勘案した場合に予想されるリスクが、それほど大きいという意味で、これまで減ってきた家計債務が、最近金利引き上げ終了可能性で再び増えており、新型コロナを経て積み上げられた債務関連リスクが加重される可能性があるという懸念も出ている。

19日金融関係者たちによると、KB・新韓・ハナ・ウリ・NH農協など5大銀行の今年3月末基準国内貸出信用リスクエクスポージャーは1601兆3035億ウォンで、新型コロナ直前の 2019年末より243兆8273億ウォン(18.0%)増えた。

エクスポージャーは、金融会社の資産で特定企業や国家に関連した金額がどの程度かを示す指標だ。中でも信用リスクエクスポージャー(Exposure・リスク露出)は、取引相手の信用度の低下や債務不履行などによる経済的損失リスクにさらされた金額を指す。

このような銀行の信用リスクエクスポージャーは、表面的なローン残高を大きく上回る状況だ。 借主の信用状態まで考慮してみると、水面下に潜んでいるリスクが相当であるという話だ。実際、調査対象銀行の信用リスクエクスポージャーは、ウォン貨融資残高である1414兆4846億ウォンより、186兆8189億ウォンも多い。

銀行別にみると、農協銀行のエクスポージャーが346億6370億ウォンで同期間比22.1%増加した。国民銀行も346兆5119億ウォンで6.5%、新韓銀行は305兆3218億ウォンで28.0%増えた。ウリ銀行も304兆2454億ウォン、ハナ銀行が298兆5854億ウォンで、それぞれ13.8%、23.2%増加した。

銀行券の融資エクスポージャーが拡大した背景には、新型コロナ以降、経済的に困った人々の資金需要がある。新型コロナ大和区が本格化した2020年5月から2021年8月までの期間中、韓国銀行基準金利が0.5%でゼロ水準を維持した点も、生計のためのローンを急増させた要因となった。・・>

問題は最近、家計負債が再び小柄になり、借金が韓国の経済雷管になるという懸念が広がっているという点だ。 韓銀が今年に入って3回連続で基準金利を凍結し、市場金利が下落した影響だ。

金融委員会によると先月前の金融圏の家計融資は2兆8000億ウォン増え、2カ月目の増加傾向を続けた。 また韓銀によると、同月の銀行券家計貸出残高も4兆2000億ウォン増え、2カ月連続増加した。 今年1月4兆7000万ウォンが減った後、3カ月目の減少傾向を見せ、再び増加に戻ったのだ。

着実に増加する企業負債も悩んでいる。 銀行券企業融資残高は先月だけで7兆8000億ウォン増えた。 同月基準で2009年6月速報値作成以後3番目に大きな増加幅だ。

家計ローンの需要が急で、ハン・ウンも緊張している。 イ・チャンヨン韓銀総裁は去る12日創立73周年行事記念社で「最近不動産貸付延滞率が上昇するなど金融部門リスクに留意する必要が高まった」とし「関連機関と協力して家計負債の緩やかなディレバリッジ案を探していかなければならない」 やるだろう」と話した。

金融当局は家計負債の質的管理に乗り出した。 借金を減らすよりも延滞などリスクを縮小する方向だ。 金融当局は去る1日、金融圏固定金利比重と非据え置き式分割償還比重を高めた際、金融機関出演料金を優遇する韓国住宅金融公社法施行規則改正案を立法予告した。

Copyrights ⓒ(株)デイリアン

 


集計方式にもよるだろうけど、さすがに多すぎないか、な気もします。去年12月に紹介した不動産金融リスクエクスポージャーと合わせると、なおさら。今回の1600兆円と重複する分もあるでしょうけど・・でも、金融的G5(笑)でこれなら、他の金融機関ではいったいどういうことになっているのでしょうか。というか、これだけ債務関連で記事が出て、本ブログで取り上げたものだけでも相当な数なのに、「まだこんな話が残っていたのか」と、驚きを隠せません。

 

 

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