韓国で「孤立隠遁青年(ひき◯もり)」が社会問題に・・単純比較はできないが、人口比で日本の約2倍か
https://sincereleeblog.com/2023/01/27/k-omori/
    2023年1月27日 2023年1月27日 尹政権の大冒険 シンシアリーのブログ, 韓国情報 0件

韓国で、隠遁孤立青年関連のニュースが目立っています。家から出ない、ヒキ○モリさんたちのことです。昨日も紹介しましたが、もともとニート率が高いという指摘はありました。でも、この件が韓国でここまで話題になったのは、私が知っているかぎりだと初めてです。アジア経済など複数のメディアが報じていますが、今回のソースデータによると、韓国の「19~39歳」、「情緒的・物理的孤立状態が6ヶ月以上」、「ほとんど外出しない状態が6ヶ月以上」の基準で、約61万人(19~39歳、ソウル市のデータによる全国推定値)が孤立隠遁状態と推定される、とのことでして。

さっとネットで検索しただけですが、日本の場合は「準(ふだんは家にいるが、自分の趣味のときには外出する)」まで含めて69万6千人(15~39歳、5000人調査)と推定される、とのことです。基準が違うので単純比較は出来ませんが、「日本の社会問題を上から目線で報道していたら、実は国内でも同じ問題が発生していて、実はもっと深刻で、日本は少しずつ改善していく」という、いつものパターンがここでも現れていると言えそうです。以下、<<~>>が引用部分となります。

 

「古立・隠喩青年、ソウルだけで最大13万人の推算」

https://v.daum.net/v/20230118111513646

聖記号入力 2023. 1. 18. 11:15

 

ソウル市、全国初の孤立隠れ青年実態調査
結果総合して3月中に総合支援対策を推進


<・・ソウル市は最近、社会的関心が高くなってきた孤立隠遁青年に対する正確な実態把握と分析のため、昨年5月から12月まで孤立隠鈍青年実態調査を全国で初めて実施し、18日、その結果を発表した。今回の調査は、孤立隠遁青年の規模推定のための世帯調査(青年が常駐する世帯だけを対象)と、孤立隠遁青年の全般的な生活実態を把握するための青年調査(ソウル市一般青年対象)に分けてオンラインで進行した。また、実際の孤立隠遁生活をする当事者と支援機関実務者の対象として深層調査(FGI、IDI)まで実施し、調査結果の正確性を高めた。

調査の結果、ソウル青年のうち孤立隠遁青年比率は4.5%と推定され、これをソウル市の人口に適用すると、最大12万9000人に達すると算出される。全国の青年(満19~39歳基準)対象に範囲を広げる場合、国内で約61万人に達すると推定することもできる。

ソウル市は調査過程で精密な基準設定のために孤立隠遁青年の概念から定義した。現在、情緒的または物理的な孤立状態に置かれた者、孤立状態が少なくとも6ヶ月以上維持される場合を「孤立」、「隠遁」は現在外出がほとんどなく家庭でのみ生活し、またその状態が少なくとも6ヶ月以上維持され、1ヶ月以上求職活動もしなかった場合と規定した・・>

 

 

<・・孤立隠遁生活をすることになったきっかけは、「失職または就職に困難(45.5%)」という回答が最も多く、続いて「心理的、精神的な困難(40.9%)」、他の人と会話したり、一緒に活動するなど人間関係を結ぶのが難しい(40.3%)の順で確認された・・>

特に孤立・隠喩青年はソウル市青年全体平均より成人期前後でより多くの否定的経験をしたことが分かった。 成人期以前には、「家族の中で誰かが感情的に大変だった経験(62.1%)」、「家の都合が突然難しくなった経験(57.8%)」、「知人から嫌がらせといじめられた経験(57.2%)」などがあった。 調査された。 成人期以降は「望んだ時期に就職できなかった(64.6%)」、「欲しい職場に入らなかった経験(60.7%)」など、主に就職失敗などに対する経験を抱えていることが確認された。

一方、孤立・隠遁青年のうち55.6%はほとんど外出をせず、主に家庭でのみ生活することが分かった。 また、そのような生活の持続期間は「1年以上~3年未満(28.1%)」、「3年以上~5年未満(16.7%)」、「10年以上(11.5%)」の順に現れ、隠遁生活 この5年以上長期化された青年比率も28.5%と非常に高くなった。

孤立・隠遁青年のうち、本人世帯の社会経済的水準が普通より低いと回答した割合が64.7%であり、これは一般青年の回答31.4%に比べて2倍以上高い数値だ。 また、本人の経済的水準も「非常に不足(51.6%)」、「やや不足(33.5%)」として現れ、一般青年(各15.2%、35.6%)よりも大きな差があることが確認された。

孤立・隠遁青年は自身の身体的健康状態に対して43.2%が悪いと答え、一般青年(14.2%)より3倍以上高いことが分かった。 また、精神健康関連薬物を服用するかどうかに孤立・隠喩青年は18.5%が服用すると答え、一般青年8.6%より2倍以上高く、孤立・隠喩青年10人のうち8人は「軽水準以上のうつ(二重重症レベル以上は57.6 %)」を経ており、うつ病予防管理、診断・治療に支援政策の連携の必要性を確認した。

孤立・隠遁生活から抜け出したいと感じたことがあるかどうかについて、10人のうち5人(55.7%)以上が「そうだ」と回答し、10人のうち4人(43%)以上は実際に抜け出すための試みをしてみた。 確認された。 このために試みたものとしては、「趣味活動(31.1%)」、「仕事や勉強(22.0%)」、「病院診断および治療(15.4%)」、「心理相談(10.2%)」の順に現れた。

孤立・隠喩青年に必要な支援案として「経済的支援(57.2%)」が最も高く、「趣味、運動などの活動(44.7%)」、「雇用や勉強機会(42.0%)」、「心理相談( 36.8%)の順で多様に明らかになった。

また、孤立・隠喩青年の子どもを持つ家族に必要な支援案として「孤立と隠喩に対する理解プログラム(22.4%)」、「親と子の間の家族相談(22.1%)」が高く、家族の場合には孤立・ 隠遁青年の子どもを理解し、共に疎通できる相談や教育を主に希望することが確認された。

一方、ソウル市は今回の調査結果をもとに孤立・隠遁青年に実質的に必要なプログラムなどを企画して支援政策を設ける方針だ。 まず、国内最高水準の大学専門病院と業務協約を締結する予定で、これに伴いこれまで単純相談に頼ってきた孤立?隠喩事業を科学化し、体系化された事業形態に拡張できる基盤を構築する計画だ。 第二に、これを基に青年心健康政策と統合し、事業を高度化する。 第三に、孤立・隠遁青年をトータルケアできる総合コントロールタワーとして(仮称)心健康ビジョンセンターを運営する予定だ。 センターでは事業参加者の持続的事後管理、事業成果評価、専門家諮問などをワンストップで提供することになる。

ソウル市はこのような方向性のもと、実態調査結果などを盛り込んで事業を設計し、3月中に総合的な支援計画を設け、施行する予定だ。

キム・チョルヒソウル市未来青年企画団長は「孤立?隠遁青年の社会的問題が深刻になり、当事者中心の繊細な政策設計が必要となり、これにソウル市が全国初で実態調査を施行し、有意な結果値を確保した」とし、「今は孤立 ・隠喩青年が実際に大きな助けを受けることができる支援案を設け、その青年たちが再び社会に出て安全で快適な生活を享受できるように具体的な事業を設けて提供する」と付け加えた。

(アジア経済)ソン・ギホ記者 kihoyeyo@asiae.co.kr
 

人によって立場も理由もそれぞれ違うでしょうけど、今回の調査で明らかになったのは、主に成人になってから、就職関連で孤立隠遁したという人が多かったそうです。「望んだ時期に就職できなかった」、「入りたかった職場に入らなかった」などがきっかけになっている人が多い、とのことでして。孤立隠遁期間は、「1年以上~3年未満(28.1%)」、「3年以上~5年未満(16.7%)」、「10年以上(11.5%)」で、データで「長期化」とする5年以上の比率は28.5%でした。

 

 

「大学卒業場も役に立たない」..高学歴白水34万人

https://v.daum.net/v/20190205060505454?d=y

イ・フンチョル記者入力 2019. 2. 5. 06:05
[雇用統計分析]③大卒非経済活動である367万人

(世宗=ニュース1)イ・フンチョル記者=昨年4年制大学を卒業したが職場を救えなかった失業者が史上最大を記録したことが分かった。
大学進学が大きく増え、就職市場で大卒者の競争力が落ちたとみられる。

5日の統計庁によると、昨年4年制大学卒業以上の失業者は33万6000人で、前年の33万4000人より2000人(0.5%)増加した。 これは2000年教育別失業者統計集計以後史上最大規模だ。
4年制の卒業男子が20万4000人で全体の60.7%を占め、女性は13万2000人を記録した。 男性は前年比7000人(3.7%)増えた反面、女性は6000人(-4.1%)減少した。

特に専門制大学卒業者を含めると、高学歴失業者は高卒失業者を上回った。
昨年専門制大学卒業者を含む大卒以上失業者は49万4000人を記録した。 これは昨年高卒失業者44万4000人より5万人多い規模だ。

大学を卒業したが経済活動をしない高学歴非経済活動人口も史上最大を記録した。
昨年大卒以上の非経済活動人口は366万6000人で、前年354万6000人より12万1000人(3.4%)増加した。 これは昨年の全非経済活動人口増加率0.6%より5倍も高い水準だ。

非経済活動人口は、子育てや家事、年老、心身障害、就職準備、求職放棄などで経済活動に参加しない状態を示す。 非経済活動人口が増えただけに経済活動人口が減るため、韓国経済にはマイナスとして作用する。
昨年の場合、非経済活動人口が大きく増え、大卒以上の経済活動参加率は3年ぶりに0.1%ポイント(p)減少した。

このように大卒失業者や大卒非経済活動人口が増えたのは学歴水準は高くなったが、正しい仕事を見つけることができなかったり、現実と乖離感から始まったと分析された。
昨年5月基準の青年層が初めての職場をやめた理由を見ると、保守や勤労時間など勤労条件が満足できず自ら失業者になった場合が全体の離職経験者の半分を占めた。

また昨年8月基準で休んだという非経済活動人口4人のうち1人は雇用問題でただ休むと調査された。 所望の雇用を探しにくく休んだという人口は30万9000人を示し、雇用がなくて休むという人口も13万7000人に達した。

boazhoon@news1.kr

 


就職できなかったというより、「良いところに入れなかった」というのが大きいでしょう。昨日も紹介したばかりですが、ニュース1の記事によると、「このように、大卒非経済活動人口が増えたのは、学歴は高くなったのに適当な仕事が見つからなかった、または現実と乖離感が理由だと分析された。去年(※2018年)5月基準で、若年層が最初の仕事を辞めた理由を見ると、報酬や労働時間などの労働条件が満足できなくて自らの仕事をやめた場合が、全体離職経験者の半数を占めた」、とのことですから。

しかし、ネットの書き込みではありますが、「家族から『お前はなぜサムスンに入れないの?』『親戚の◯くんはサムスンに入れたんですって』と言われることだけは耐えられない」という書き込みをよく目にします。それで家族イベント(ソルやチュソクなどいわゆる『名節』に参加しない主な理由でもある、とかなんとか)。こういうデータを見ると、あれは個人レベルの話ではなかったのかも・・と思わずにはいられません。