中韓首脳会談、『同じ会談なのか分からないほど、両方の出した資料の内容が異なる』

・・韓国メディアが見た日中・中韓・米中首脳会談
https://sincereleeblog.com/2022/11/19/zwa-hyang-zwa/
    2022年11月19日 2022年11月19日 尹政権の大冒険 シンシアリーのブログ, 韓国情報 0件

政治支持だけでなく、メディアもまた右が左かがハッキリと分かれていたりしますが・・その中でも、特に左向きなところ、ネットでは『ザヒャンザ(左向け左)』ともいいますが、その代表格がオーマイニュースです。いつもは政権批判メインですが、今回は珍しく中韓、日中、そして米中首脳会談を、会談後に各国が発表した資料の側面からアプローチして分析記事を載せました。左向け左スタンスを前提にして考える必要もあるでしょうけど、公式発表内容のまとめとしてはいいかもと思って、エントリーしてみました。

記事は(ソースページ真ん中の画像で)、「米中首脳会談は『米国の積極的な攻勢、中国も積極的な攻勢』で3時間、日中首脳会談は『日本は消極的な攻勢、中国は攻勢的な防御』で45分間、中韓首脳会談は『韓国は守勢的な防御、中国は攻勢』で25分間」としながら、特に中韓首脳会談の場合、両側が会談のあとに出した資料の内容が異なりすぎで、これが本当に同じ会談のあとに両側が出した資料なのかすら分からないとしています。以下、<<~>>で引用してみます。

 韓国25分 - 日本45分 - アメリカ3時間...各改撃波スパイラル中国の本音

https://v.daum.net/v/20221119114814027

[オ・テギュ記者]入力2022. 11. 19. 11:48

 

[分析]米中 - 韓中 - 中日首脳会談の説明資料分析...「合종対連横」対決面


▲左から習近平中国国家主席、ユン・ソクヨル大韓民国大統領、ジョーバイデン米国大統領、岸田日本首相。
ⓒ AFP/AP=連合ニュース
 
11月11日から19日まで、東南アジア3国でASEAN(東南アジア国連)首脳会議(11日~13日、カンボジアプノンペン)、G20(主要20カ国)首脳会議(14~15日、インドネシアバリ)、APEC (アジア太平洋経済協力体)首脳会議(18日~19日、タイバンコク)が次々と開かれた。

コロナ感染、ウクライナ侵攻、米中の対決という3大不安要素が既存の世界秩序を揺るがす中、東南アジア地域で開かれた三多者会議は、米国と中国を含む世界の主要国首脳が大挙集まって新しい秩序を模索する機会だったという点から始まる前から大きな視線を集めた。
特に、新冷戦時代の二つの主役といえる米国のジョーバイデン大統領と中国の習近平国家主席の初対面会談は、今回の東南アジア外交行事中のゴギョンだった。東アジア地域の一員である韓国としては、韓中首脳会談とともに、日中首脳会談も米中首脳会談に劣らず重要だった。米中首脳会談が世界的流れを決定すれば、日中会談は地域情勢に大きな影響を与え、韓中会談はそのような延長線で両国と朝鮮半島情勢を左右するからだ。

 

ⓒオ・テギュ
 
米国の合併書に連立政策として対立した中国
中国、米国円「江大江(強い)」 - 日本円攻勢的防御 - 韓国won積極攻勢で差別化


今回の多者会議をきっかけに、韓国・米国・日本三国は中国を世界秩序及び地域秩序の挑戦者・妨害者とみて共同対応した。三国が手をつないで公開的に対抗したのは初めてだ。 13日、米国主導で開かれた韓米日三国首脳会談と中国に対する三国の共同牽制を盛り込んだ包括的な三国共同声明が代表的だ。

米国としては中国という強力な挑戦者に韓米日3国の連帯に立ち向かう合종策を駆使したわけだ。同盟と友軍に引き寄せて「中国包囲網」を展開する米国主導の合併策に、中国は各国と個別会談を通じて各々撃破する連横策として出た。


ホワイトハウスと中国外交部の資料はいずれも両首脳が議論された項目を同様に明らかにした。<<・・(※米中首脳会談)ホワイトハウスの出した資料は、中国を唯一の競争相手とみなす米国の視点をはじめ、気候変動、マクロ経済の安定、保健や食料側面での安全保障など国際的問題、ウイグル自治区・チベット・香港の人権問題、台湾問題、ウクライナ事態及び北朝鮮問題が議論されたという点を、直接引用せずに説明する形でで伝えた。一方、中国側の資料は、各事案についてどのように対応したかを直接引用しながら長く(※ホワイトハウス側が5段落、中国は13段落)説明した。・・>


一方、中国資料は各事案について市錫がどのように対応したかを直接引用しながら長く説明した。
<・・特に台湾問題に関しては、「中国の核心利益中の核心」「レッドライン」という習近平首席の表現を引用、強く対応したことを明らかにした。韓国と関連して目立つのは、米国の資料には北朝鮮問題が出ているが、中国の資料にはこの部分はなかった
結論的に、米中両側の資料からは、米国も中国も互いに積極的に攻勢をかける姿を見ることができる。ただし、両側が武力を使わず、世界共通の課題に一緒に対応するというレベルの認識は、共にすることができた・・>

 

韓中会談の両方の説明資料、会談したのが合うほど差が大きい

 

▲ユン・ソクヨル大統領と習近平中国国家主席が15日(現地時間)インドネシアバリのあるホテルで開かれた韓中首脳会談で握手している。
ⓒ大統領室提供

 
米国のバイデン大統領に続き、韓国のユン・ソクヨル大統領が15日、市主席と会談した。会談時間は米国が3時間、日本が45分であるのに比べて韓国が25分で最も短かった。会談の時間の長さを通じて三国を見る中国の比重を垣間見ることができる。韓中会談に関しても韓国大統領室と中国外交部が会談後、説明資料を出した。ところが、両者の説明資料を比較してみると、果たして両首脳が同じ席で会談したことが合うほど、説明資料の共通点がないようだ。

まず韓国大統領室の資料は8段落で比較的長いのに比べ、中国は5段落と非常に短い。大統領室は普遍的価値規範に基づいて国際社会の自由・平和・繁栄を追求することが韓国外交目標であること、北朝鮮の挑発抑制に中国の役割を期待するという点、韓国の大胆な構想に市主席が反応した点、市主席がユン大統領の訪韓招請に応じ、ユン大統領の訪中を招請した点を浮き彫りに説明した。

だが、中国側の資料にはこのような課題は全くなく、市錫が「韓中は引っ越すことができない近隣で分離できないパートナー」という点、「国際自由貿易体制を共同で維持し、グローバル産業サプライチェーンの安全、安定円滑な流れを保障し、経済協力を政治化することに反対する」と述べた点などを集中的に伝えた。あえて共通の主題を挙げると、尹大統領が各界各層の交流を強化することを希望したと明らかにした程度といえる。

韓中の両資料を見ると、中国資料は市主席が一方的に尹大統領に自分の考えを説明することになっており、韓国資料には尹大統領の説明に市主席がかなり呼応したものと出ている。これだけ見ても韓中間の距離感、ズレが大きく目立つ。また、中国の高圧的姿勢が際立つ。

 

日中会談、切除の中で相互牽制と協力交換

 

▲岸田文夫日本首相(左)と習近平中国国家主席が11月17日タイバンコクで開かれたアジア太平洋経済協力体(APEC)フォーラムと別に会談に先立ち話を交わしている。
ⓒ刑務所通信=連合ニュース

 

韓米日三国の中で日本が中国と最も遅く中国と会談をした。

<・・(※日中首脳会談)日中両側が出した説明資料は、まず、その量でバランスが取れている。中国資料は、会談参加者の裏切り者を説明した説明段落まで含めて8段落、日本資料が6段落だった。

 

内容的には、観点の差が大きく、明らかになった。だが、それでも米中のように強い表現は少なかった。岸田文雄首相は両国関係の重要性を取り上げた後、尖閣諸島問題、台湾問題、人権問題、日本の農水産物輸入を制限している問題を指摘し、それから経済及び人的交流、環境エネルギー、医療、介護、保健分野の協力を支援することで意見を集め、安保・経済・文化交流など分野のハイレベルな対話を早期に開催することにした。両国がウクライナ事態と関連した核使用の反対、北朝鮮問題と関連した中国の役割を注文したという点も目立った。

一方、中国側の資料は、習主席が岸田首相が提起した台湾問題、人権問題などに関して詳細な説明をした後、両国経済は相互依存度が高いとし、様々な分野で対話と協力を強化し、より高い水準の相互補完と相互利益を実現しようとしたことを、強調した。また、両方の資料ともに「安定的で建設的な日中関係」構築に共に努力することに合意した、と伝えている。全体的に見て、言うべきことは言いながらも、妥協すべきことはするようなバランスの取れた形だった・・>

両側の説明資料を見ると未来が見える


<・・(※米中-韓米-中日首脳会談)大統領室と中国外交部は会談後、説明資料を出したが、両者の説明資料を比較してみると、果たして両首脳が同じ席で会談したのは確かなのかと思うほど、説明資料に共通点が無い。まず大統領室の資料は8段落で比較的長いのに比べ、中国は5段落と短い。大統領室は、普遍的価値規範に基づいて国際社会の自由・平和・繁栄を追求することが外交目標である点、北朝鮮問題に中国の役割を期待するという点、大胆な構想(※北朝鮮への支援)に習主席が反応した点、習主席が尹大統領の訪韓招請に応じ、尹大統領の訪中を招請した点を浮き彫りに説明している。

しかし、中国側の資料には、このような部分は全く無く、習近平主席が「中韓は、お引越しできない近隣であり、離れられないパートナー」と言った点、「国際自由貿易体制を共同で維持し、グローバル産業サプライチェーンの安全、安定で円滑な流れを保障し、経済協力を政治化することに反対する」と述べた点などを集中的に伝えた。あえて共通する部分を探してみると、「尹大統領が各界各層の交流を強化することを希望した」と書いてあるぐらいだ。両資料を見ると、中国資料は習主席が一方的に尹大統領に自分の考えを説明することになっている。韓国資料には、尹大統領の説明に、習主席がかなり呼応したとなっている。これだけ見ても、両国間の距離、ズレが大きく目立つ。また、中国側の高圧的姿勢が際立つ(オーマイニュース)・・>

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さぁ、どうでしょうか。どこからどこまでをバランスと見るかは人それぞれでしょうけど、両方の発表内容が異なるというのは、たしかに問題です。会談内容の中で、取り上げる部分が別々だというならまだ分かります。でも、習主席の対応についてなど、引用最後の部分のような『異なる』は、そうではありません。ここまで差があるなら、それは、どちらかが事実と異なるという意味でしょう。 最後にまた告知ですが・・最近休む日が多くて恐縮ですが、明日もまた一日休むことになりました。次の更新は、21日(月曜日)午前11時頃になります。