韓国への輸出管理通常化
高まる中国依存、技術移転の結果か
https://www.sankeibiz.jp/business/news/190726/bsm1907260500003-n1.htm
Korea'sGrowingRelianceChinaResultTechnologyTrans
한국에 대한 수출 통제 보통 화 높아지는 중국 의존, 기술 이전의 결과?
米国輸出管理改革法セミナー
「米国輸出管理法および規制の進展について」
（2019年1月30日）
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日本による韓国への「輸出管理」が大きな話題になっている。
この輸出管理であるが、
かつてのＣＯＣＯＭ（対共産圏輸出統制）の後継であり、
国際的な紳士協定である
「ワッセナー・アレンジメント」への適正な対応にすぎない。
東西冷戦の終結によって、ＣＯＣＯＭはその役割を終えた。
しかし、テロリストやテロ支援国家が消えたわけではなく、
そのような国や組織に武器が渡らないようにしなくてはならない。
それを防ぐ仕組みがワッセナー・アレンジメントであり、
この協約に従う形で、
各国が国内法を整備し、輸出管理を行っている。
今回、韓国への輸出管理の通常化について
日本政府は、韓国と国家間の信頼関係が失われているという
前提の上で、「不適切な事案があったため」
予防的処置をとったとしており、
あくまでも朝鮮半島出身応募労働者問題に対する
制裁ではないという立場だ。
一部報道によれば、
韓国向けに輸出されたフッ化水素などが
韓国企業の中国工場に再輸出されていたとみられ、
これは不適切な運用といわざるをえない。
核燃料棒の被覆材として用いられる
ジルコニウム
（1346万ドル相当：約14億6600万円,約159億韓国ウォン）が
中国に不正輸出されるなどの事案
北朝鮮の密輸における主要な迂回交易拠点であることが判明している
中国や台湾、東南アジアなどが含まれている。
韓国の場合、個別の事案の詳細はもちろん、
不正輸出に関与した韓国企業の情報は何も公表していない。
規制品は不正に輸出されたのか、
それとも未然に防止されたのかも、説明がない。
2018年12月には韓国企業5社が、
北朝鮮産石炭の韓国密輸事件で起訴された。
筆者の知る限り、韓国政府がこれらの
企業の名前等の情報を公表したことは
これまでに確認されていない。
そして、韓国が「ホワイト国」から外れた場合、
これは違法行為になる。
また、ホワイト国から外れた場合、
個別の輸出許可が必要な品目は１１００品目以上に及ぶとされている。
ProblemsOfKorea'sIllegalExportListSeenByExperts1
しかし、あくまでも、これは禁輸処置ではなく、
輸出側、輸入側双方の管理体制がきちんとしていれば、
申請後９０日程度で許可が下りるものである。
問題は、対応する法整備すら不全状態にある
韓国がきちんと管理体制を整えられるかであり、
日韓の正常な情報共有と対話の体制を構築できるかということになる。
そして、
これは米国の国防権限法（２０１９）と
ＥＣＲＡ（米国輸出管理改革法）による
世界的な輸出管理強化の流れに合わせたものである。
昨年、米国は新たな軍事的脅威に対峙（たいじ）するため、
これまでの武器転用可能技術に加え、
人工知能（ＡＩ）やハイテク、インフラ技術
などを安全保障の対象とし、昨年１０月から、
輸出管理の段階的強化を開始した。
中国・華為技術（ファーウェイ）への規制も
この輸出管理厳格化の一部であり、年内をめどに
「中国製造２０２５」と
ほぼ重複する１４分野にこれを拡大する予定である。
あくまでも米国の輸出管理は
米国技術が２５％（テロリスト向けは１０％）以上
含まれるものだけに限られるが、
米国は同盟国に対して、貿易協議などを通じ同調を求めており、
当然、日本や日本企業もその対象になっている。
つまり、米国が輸出規制をした品目や技術が
米国原産技術を含まない
日本のものであっても輸出を規制してほしいとしているわけだ。
ある意味、今回の韓国への輸出管理通常化は、
米国が新たに始めようとしている
新輸出管理と連動したものであり、
中国への依存度を高めるとともに技術移転を積極的に進める
韓国に対する危機管理の強化ともいえるのである。
いくら日米が輸出管理を厳格化しても、
韓国を通じてそれが流出してしまえば意味がないのである。
現在、米中貿易戦争の激化を受けて、
世界中の企業が
国際的な供給網（グローバルサプライチェーン）の
再構築を始めている。
韓国がホワイト国から外れた場合、
韓国がこのサプライチェーンから外れることは
必須であり、いったん外れると、
韓国は数十年という時を失うことになるだろう。
米国を選ぶのか、中国を選ぶのか。
選ばなかったものの末路といってもよいのかもしれない。
わかりやすい解説ですね。
ありがとうございます。
日本にはこういう冷静な解説ができる人がいてよかった。
推薦 11088 反対 70
素晴らしい記事。
事実を正確に解説してくれている。
日本人で良かったとつくづく思う。
推薦 9777 反対 85
原材料を中国依存になるということは、
THAAD問題みたいなことが今後あると、
完全に調達がストップされてしまうこと。
韓国にはそれが理解できないんだろうな。
推薦 9036 反対 68
ホワイト国から外す手も有ることを
一番早く提案していた人です。
この案を多くの政治家が経産省に提案した。
当初は官僚の抵抗が強かったが漸く決断した。
今となっては最善手で傲慢な韓国の急所を突いている。
深刻に反省するまで続けていけば良い。
推薦 2348 反対 9
韓国の感情的な記事が多い中で
このような冷静で客観的な記事を見ると爽快な気分になる。
日本政府ももう少し詳しく説明すると説得力が出るように思う。
推薦 2243 反対 7
韓国→北朝鮮&中国のラインは暗黙の了解だから。
このままいけば韓国は米国よりも
中国側の体制を選ぶ流れになるかもしれない。
日本は韓国のホワイトを外した後は迷わずに
断交（break off relations）まで頑張ってほしい。
推薦 2043 反対 8
密売は、リスクは高いがおいしい。
しかも、法が整備されていない国では、リスクも低い。
企業の業績をこんな手段で補っていたのだ。
「疑わしきは売らない」という姿勢で
徹底的に管理を強化してほしい。
推薦 1915 反対 10
記事の内容が事実ならば米国を高く評価して支持します。
推薦 1857 反対 6
レアアースは中国の切り札とされているが
北朝鮮にも眠っていると思われる。
韓国は軍事面ではしかなく同盟国に参加しているが
韓国は経済面では共産圏側だろう。
共産圏への抜け穴が多ければホワイト国としては扱いにくくなる。
このような構図を韓国は理解していると思うが、
日本をやり玉にあげても次の
アメリカが韓国の不正を許すはずもない。
このような情報を日本にいる
韓国人はしっかり学ばなければならない。
また日本人も然り。
推薦 1601 反対 3
ちゃんと「輸出管理通常化」という言葉を使われ、
解り易い記事だったと思います。
輸出規制強化という言葉を多くの
国内マスメディアが使用されていますが、
あくまでも優遇→通常で、規制強化だと通常→厳しく。
というイメージになると思う。
過去の記者は命を賭けて権力に対して
ペン1つで真実を追求し真実を伝えてきた。
この時代に全く同じ事を求めてはいないが、
報道関係者は忖度や上層部の顔色を伺って
記事を書くのでは無く、脚色無く真実を伝えて欲しい。
こんな言葉がある「命を惜しむな、名を惜しめ」
命は何百年も残らないが、名前は何百年、何千年と残る。
推薦 1520 反対 4