Menil Drawing Institute, Houston
【ヒューストン・アート・レポート】
<ヒューストンの可能性と多様性>
1月の記録としてUPします。
年に1~2回、ヒューストンへ行ってますが、その度新しい商業施設などが出来ていて、今回も更なる“ブーミング・シティ”を肌で感じることができました。今までは予約なしでも入れていたレストランが激混みになっていたり、新しいお店以外に、美術館やギャラリーも新規オープンしていました。元々米国内の他の都市に比べると、ヒューストンは劇的に不景気になったことはありませんし、現在はプチ・バブルなんじゃないかと思います^^。
プロデュースした個展は大成功でした。今回扱った作品は“ミニマルで洗練された”もので、今まで南部の方々が好むとされていた“明るい色彩、サイズも大判”なものではなかったですので、正直なところ、チャレンジングではありました。しかし、結果的には完売間近となった理由は、「街のデモグラフィーの変化」にあるのだと思っています。今やNYを超えた「人種的に多様」な街では多様なアートが受け入れられるのは当然であって、私の“直感”も当たったというわけなのですね。実際作品を買って下さった方々をみても、ヒューストンのデモグラフィーを象徴するような形となりました。
ギャラリーも、私を通して、日本の作家さんを継続的にヒューストンに紹介したいと言って下さいました。(もうすでに恒例になっていますが。。^^)なわけで、もう次の展覧会に向けて考えないといけません!
“多様性”を重んじるこのギャラリーやアート団体は結構あるのだと今回色々な方々と話している中で感じました。なので、アートの分野でもそれ以外でも、日本だけにこだわって活動するのは勿体ないと改めて思いました。