ASUS ROG STRIX X570-F GamingのベータBIOS 4203が公開されたので、アップデートしました。
変更内容は、AMD AM4 AGESA V2 PI 1.2.0.6bへのマイクロコードのアップデートです。
噂によると、昨年見つかった「すべてのUEFIでセキュリティーの脆弱性がある」問題を改修したようです。
更新後、XMP2とResize BARなどをいつものように設定して、新しく追加されたPBO FmaxをAutoにして起動しました。
BIOS更新前のCinebench r23のスコア、CPU-Zのベンチマークスコア、OCCTのベンチマークスコアと比較するとすべてが下がりました。
数値的には2%の低下です。
次にコア毎に電圧制御カーブを-5,-22とASUSのDIGI+という電力制御を130%にしてみました。
PBO Fmaxよりすべてのベンチマークのスコアが改善しましたが、BIOS更新前の1%近く低い数値です。
RYZEN 7 5800XのCPUのコアの動作クロックが全コア4.9GHzまで伸びるようになりましたが、RYZEN 7 5800Xは4.8GHzを超えてくるとなぜかベンチマークのスコアが低下してきます。
OCCTの負荷テストでは4.9GHzで10分を完走できるんですが、ベンチマークは4.35GHzで動作しているようです。
AVXが入っているベンチマークではスコアが伸びないので、SoCの電力制御を細かく見直していく必要がありそうです。
もう冷却が間に合う範囲でOCを有効にすると自動的に最大設定で動いて欲しい。
毎回細かく設定するのは、面倒くさい。