昨年の8月25日に、東京で開催された
中島輝さんの「HSPカウンセラー講座」
に参加しましたニコ


国際コミュニティセラピスト協会、
現在はトリエという団体の講座です。


HSPやHSPに関心のある人たちの集まる場に行ってみたい、ということや、HSPについて発信している人や団体に興味があり、参加しました。







この3年ほどの間、自然な流れで、
自分の過去と向き合ってきました。


その中で、思いがけない心の傷や、
しこりになっていた出来事、
癒されず置き去りにしたままの悲しみや
怒りといった感情があったことに
気づいていきました。


色んな出会いから自分とは違った
考え方や感じ方、発想に触れ、
わたしの考え方や感じ方にも、
大きな変化がありました。


そうした変化もありながら、
変わらないこともあります。


人間の恒常性の機能、
ホメオスタシスももちろんあります。
変わらないでいることを選ぶ自分、
恐れや不安より変わらない安心、
といったこと。

そういうものがある、と知っているので、
変化する自分も、変化しない自分も
今の自分はそれを選びたいんだな、
と、受けとめるだけ。

良いも悪いもなく、
そうなんだなぁ〜と
思えている自分がいます。


そういうのとは別に、
わたしの感じる心地良さや居心地の悪さ、
感じ方の程度の差はあるけれど、
特有の変わらないものがある、
と感じていました。



過去のトラウマとか関係なく、
何かに対して起こる反応といった、
感覚的なことです。


成長段階の出来事から影響を受けている
考え方や、反応もあれば、

ひとそれぞれ、生まれ持った気質や特性といった側面から生じる反応もある。


心地良く快適に暮らしたり、
自分らしく人生を歩んでいくためには、


そうした気質、特性の面から自分をもっと知り、対処法も身につけていくアプローチも必要かな、と改めて感じていた頃でした。


HSPだから、
と自分をラベリングして枠にはめることには抵抗があるけれど、

自分の中のHSP的な気質や特性に気づいていく、認めて受け容れていくことで、

より、自分の暮らしや生き方を、
この社会の中で心地良いものしていきたいなと思っています。



トリエの中島輝さんは、

5歳のときに、
里親が夜逃げするという喪失体験、
双極性障害、パニック障害、統合失調症、強迫性障害、不安神経症、潰瘍性大腸炎、斜視、過呼吸、認知症、円形脱毛症に巨額の借金、過呼吸発作など、

あらゆる困難な状況を経験されてきた方でした。




参加した講座は、


全肯定、全承認の場づくりと


「一喜一憂しなさんな。」


と、いう中島さんの言葉が印象に残りました。




その中島さんのお話の中のひとつに、


の中で書いた、ペットボトルと海のたとえ話がでてきたのでした。



あらゆる場面で敏感さや繊細さゆえに、
傷ついたり動揺したり不安になったりするHSP。


その反応自体はなくならなくても、
自分の器を広げていくことはできる。


そうすることで、
心の中に起こるさざ波を、
落ち着いて俯瞰した視点で眺めることができるのかなと感じました。



初めて会う人同士でも話しやすい
安心の場だったと思います。




「一喜一憂しなさんな。」



色んな困難を超えてきたからこその、
包み込むような優しさのある声の響き、
器のとても大きな方だなぁと感じました。


参加者グループや個人で会話したり、
たくさんのHSPの方と交流したり、


カウンセラーベーシック講座だったので、
傾聴についてなど学んだりしました。


そこで感じたのは、
当たり前のことですが、
HSPもひとりひとり違う個性を持った人
ということ。


そして、安心安全な場で、
自由に自分の考えを語り合える場所は、
HSPにとって大きな癒しになるなぁ、
と感じました。


わたしが参加したのはベーシック講座で、
トリエではHSPベーシックの上位講座で、NLPやアドラー心理学、さまざまなセラピー手法を用いたカウンセリングが学べます。
HSPだけでなく幅広く学んでいける場です。

いつの間にか団体名が変わっていましたが、
「趣味・資格・副業、取り柄を活かす」
という意味でトリエのようです。



わたし自身は、
HSPに特化して広く深く知っていきたい、
この先もHSP気質を持った人たちを知り、
特に女性や母として、自分と重なるところがある人や、理想を体現しているような生き方をされている方に出会っていきたいな、と思ったので、その他の講座は受講していません。


講座のサポートをされておられた方も、
とても穏やかで雰囲気の良い方たちでした。


何か一つの療法だけが有効というわけでなく、あらゆるものを中島さん自身が学び、自分自身で実験体感してきたからこその、幅広い学びが得られる場だと思います。


わたしもそのことには、とても共感します。
知識として知ること、嗅覚や視覚など、五感を通した癒し、脳科学、身体的なアプローチ、
さまざまな良いものがあります。


自分自身の今、心と身体と対話して、
必要なものを取り入れて活用しながら、
心地良く楽しく暮らしていけたらと思います。



心にさざ波が起こる、ふとした時に、
一喜一憂しなさんな。


と、中島さんの言葉を思い出し、
心の中で唱えています。