![おばけ](https://emoji.ameba.jp/img/user/ku/kurapinko/353090.gif)
というわけで、指定された時間に新設駅の構内に行くと、
係の方が名簿を持って待っているので、チェックインします。
チェックを受ける友人S氏
ソウル市民でも知る人ぞ知るツアーなので、日本人参加者はかなり珍しいらしく
「どうやって来たんですか?」
「え、応募して…」
「応募ってどこから?」
「いや…ソウル市のホームページから」
「なんでソウル市のホームページ見てるんですか??」
などなどの質問攻めにあっていましたが、
日本の鉄ヲタの情報力にさぞ驚いたことでしょう…。
チェックを済ませると
新設洞幽霊駅
市民体験参加者
と書かれた名札(?)を貰い、これが通行証代わりになります。
係の人に誘導されて向かったのは…。
ん?ごく普通の2号線のホーム
とても幽霊ホームがありそうな場所に思えません。
が、
エレベーターの脇の小さな空間に入っていく参加者たち
ではいよいよ…
非日常の世界へ…。(係員さんやはり怖い)
これからの30分間
あなたの眼はあなたの身体を離れ
この不思議な時間の中に入っていくのです…(ナレーション:石坂浩二)
脳内BGM「ウルトラQのテーマ」
深く暗い闇へとつづく階段…。
カツンカツンと響く自分たちの靴音だけが
かろうじて現実とこの場所を繋ぎ止めているようです…。
階段を降りきったところには
決して人を運ぶことのない線路と無人のホーム
そしてあたりを支配する静寂…。
…でもなく、なんだか不思議な音が響いています。
ふと視線を別の方向に転じると、
映像を使った現代アートっぽい演出が…。
かなりオシャレな感じになってしまっていますが、
それでもやはり場所の持つ力とでも言うんでしょうか、
非日常感…ココハドコワタシハダレ感がハンパないです。
残されていた、当時のプレート。
たまらない朽ち果て具合です…。
そして実はこの場所…。
非現実的なムードから、ドラマの撮影や
アイドルのMVの撮影などが行われることも多いスポットなのだそうで…。
例えばこの階段なんかは…
TWICEのCHEER UPで平井さんが歩いていたここ!
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
他にもEXOとかがミュージックビデオの撮影に利用してるらしいですよ。
さて、こちらが1974年当時のソウル地下鉄建設計画図。
今の路線図と比べてみると色々楽しいです。
それにしても下側の青いライン…一体何がしたいのかという路線…。
アレが実現しなくて本当によかった…。
ここではしばし鉄ヲタS氏の熱のこもった解説に耳を傾け、
特に今の生活に役に立つわけでもないソウル知識を吸収します。
そんなわけで30分程の新設駅幽霊ホームミステリーツアーは終了。
残念ながら今回の一般開放の枠はすでに埋まっていて、
これから見たい!と思っても見られないようなのですが、
好評であれば今後も定期的に応募するかもしれませんので、
気になる方はソウル市の動向を注視してみてください。