ソウルの新しい名所となるか? | ゆうきの韓国スケッチブログ

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ソウルに住んで16年目の日韓夫婦。韓国の日常をつれづれなるままに文字や写真やイラストでスケッチしていきます。

このたびソウルに新しく出来た都市型遊歩道
ソウル路7017
に行ってきました。

場所はここ、
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美しくライトアップされる(旧)ソウル駅舎のすぐ隣り。

高架道路のように見えるのがソウル路7017です。

 

さっそく上ってみると...。

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開通記念日とあってものすごい人、人、人!

 

 

さて、ここでちょっとこのソウル路7017が出来た経緯についてご紹介。

この遊歩道はもともとソウル駅の西側と東側を結ぶ目的で

1970年に完成した「ソウル駅高架道路」でした。

ちなみに7017というのも

1970年にできた高架道路が

2017年に新しく生まれ変わる

という意味らしいです。

 

時はいわゆる「漢江の奇跡」と呼ばれる高度経済成長時代の真っ只中。

急速な近代化の中でソウルでも慢性的な渋滞が問題となっており、

それを緩和するための打開策として、ソウル各地に高架道路が次々に作られた時代。

 

時の大統領、朴正煕の姿も。

 

こうして完成したソウル駅高架道路。

僕も何度か車やタクシーで通ったことがありますが、

サイドの壁がやたら低く、しかも急カーブしているので

スピードを出したらそのままソウルの街にダイブしてしまうんじゃないかという

スリルが味わえたのも今では遠い思い出です...。

 

都市近代化のシンボルとして雨後のタケノコのように建設された高架道路も

最近ではかえって交通の妨げになる、都市の美観を損なう、老朽化して危ない

など様々な理由で次々と撤去されています。

 

当然ソウル駅高架道路も撤去が検討されていたのですが、

ただ撤去するだけではなく、市民のための空間として活用できないかということで

街と人とを繋ぐ都心の遊歩道として生まれ変わることになったというわけです。

(資料写真はすべてソウル路公式HPから)

 

実際に歩いてみるとわかりますが、

都会の真ん中で空中散歩をする感じがして実に新鮮。

見慣れたソウルがちょっと違った表情を見せてくれる気がします。

 

おなじみソウル駅もこのアングルでじっくり見るのは初めて。

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反対側に目を移すと南大門が望めます。

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これから夜風の涼しい季節、仕事上がりに

ちょっとほろ酔い加減でそぞろ歩くと気持いいかもしれませんね。

 

ただ、ちょっと難点が。

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開通直後なので人が多いのは仕方ないとしても、

やたらと障害物が多い。

 

ただでさえ狭い遊歩道のあちこちに

不規則に配置されたコンクリートの花壇郡...。

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ぼやぼや歩いているとガッツンガッツン足にぶつかります。

押し寄せる人波の中で花壇をよけるのに気を取られて、景色をゆっくり楽しむ余裕も半減。

 

ちょっと疲れてしまったので、

遊歩道に直結しているビルでソフトクリーム購入。

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1964年と書いてあるけど去年までは見たこともなかったソフトクリーム。

(濃厚ミルクが美味しかったです)

 

さてさてこのソウル路7017、ソウルの新名所となることが出来るのでしょうか?

(どう見てもまだ未完成の部分があったり、個人的にはまだまだ改善の余地ありという感想ですが、問題点はその都度修正していくというのがこの国のスタイルなので今後に期待しましょう)

 

 

で、

 

日本の母にここで撮った写真を送ってみたところ

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いやいやお忍び帰国とかしてないし...。
何よりあなた何度も何度も見たことあるでしょうがソウル駅...。